-35- 過去side ページ36
．
どれだけ走ったか分からない。
とにかく、がむしゃらに見つからない場所まで走った。
もう、無我夢中に。
「ﾊｧ、ﾊｧ…ｯ、…ﾊｧ、もう、大丈夫、…ここなら、バレない、…」
俺たちが隠れた場所は人通りの少ない小さい公園。
そこにあるベンチに彼女を座らせた。
『……す、すみ、ません、…』
彼女はさっきまでの出来事のショックが大きいせいか上手く喋れなかった。
「…ええよ、無理に話さなくて、…今は落ち着こう、…」
って、言ったって落ち着けるわけないよな、
「なんか、飲み物買って来るよ、…」
少し自分も気持ちを落ち着かせようと自動販売機へ行こうとしたら、
『…独りにしないで、』
彼女はそう呟いた。
その言葉を聞いた瞬間、飲み物なんかどうでも良くなっちゃって、
俺は静かに彼女の隣に座った。
『…私、何か悪いことしたんでしょうか、…』
『…急にあんな態度取るなんて…』
確かに、兄貴は彼女を大切にしていたと思ってた。
なのに、…
『…どうしていいか、』
彼女の悲しげな顔を見てると次第に兄貴に対する気持ちが怒りに変わっていった。
．
※お話を整理しやすいように過去のお話は【過去side】とタイトルに付けました。
※@miyakisu0524←ここでは不定期更新で短編小説を書いてます！是非、フォローしてみてください！
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ミヤキス(プロフ) - Spica☆さん» ありがとうございます！！もし良かったら新作の感想も良かったらコメントください！ (2016年3月22日 20時) (
レス) id: 6f785b1606 (このIDを非表示/違反報告)
Spica☆ - 完結おめでとうございま〜す･.｡*･.｡*この作品最高でした！！新作も頑張って下さいo(・`д・´｡)！ (2016年3月22日 20時) (レス) id: 6b31de8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
あやねさん - 西畑大吾がいいです！ (2016年3月21日 8時) (レス) id: c082631c03 (このIDを非表示/違反報告)
? :/ 藤瀧 れ い な(プロフ) - おめでとうございます！ほんとに大好きな作品でした！また新作が出たら、絶対に読みたいと思います！！ (2016年3月20日 10時) (レス) id: b63fcd7473 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤキス(プロフ) - 廉??紫耀??勇太さん» ありがとうございます！！新作が出来るまでしばらくですが待っててください！(｀・ｖ・´) (2016年3月20日 9時) (レス) id: 6f785b1606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤキス | 作成日時：2016年2月27日 11時
