じ ゅ う ご ページ21
万里side
『わたしも』
Aさんは、確かにそう言った。
｢え、まっ、なん、｣
｢っていっても、卒業生ね。
いや〜現役な訳ないない、(笑)｣
びっくりした。
こんな、いい意味で大人っぽくて、それでいて可愛い人が、ウチの学校にいたら大騒ぎになってるはずだと思った。
卒業生と聞いて納得した。
『歳はいくつなの？』
至さんの言葉が、蘇った。
今が、チャンスかもしれない。
いや、きっとそうだ。
｢Aさんって…おいくつなんですか？｣
｢あらレディーに年齢を聞くの〜？？｣
Aさんは、困ったように そう言って、笑った。
｢あっ、えっと、その、そうっスよね、あー、｣
｢冗談〜。
はたち だよ。｣
20歳…かあ。
｢お酒とか、飲めるんですね。Aさん。｣
｢あ〜、ふふ、すぐ だめになるから、ほとんど飲まないけどね〜。｣
オトナだなと、世間に引かれた線があるのを感じた。
｢万里くん、3年生？｣
｢っス。｣
｢じゃあ、ふた学年だけだね〜、違うの。
って、ちょっとわたし自分のこと若くしようとしすぎ〜？｣
これは、都合よく考えすぎかもしれないが、
Aさんが、歩み寄ってくれたように思えて、嬉しかった。
俺ちょっと舞い上がってないかコレ。
((だって万里くんったら、歳 聞いた途端あんな寂しそうな顔するんだもん。))
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三ヶ縞 そう(プロフ) - なかやさん» その通りです！ただですね、脳内で呼ぶ時に監督ちゃんだとちょっと親しみがですぎるかなと書いてて思いまして…勝手ながらいづみさん呼びにさせて頂きました…！ご指摘ありがとうございます！ (2018年8月18日 21時) (
レス) id: be0f3094b7 (このIDを非表示/違反報告)
なかや(プロフ) - 万里くんは、いづみちゃん(監督)のことを監督ちゃんって呼んでますけど…(わざとでしたらすみません！) (2018年8月18日 15時) (レス) id: 7dbd32ccfb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：三ヶ縞 そう | 作成日時：2018年8月13日 13時
