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次の日から変に意識をしすぎてしまって、同僚の大倉に笑われた。
「信ちゃんアホやなあ。今日メシでも行こっか。」
なんて言ってお前が飲みたいだけなのはバレバレやぞ。
会社を出る直前、櫻井が同期の女の子に仕事を教えながら手を触れている場面を見てしまって何となく心がモヤモヤと曇った気がした。
「信ちゃんは昔から男にモテるよな〜。」
いや、普通に女の子にモテたいんやけど。
「普通の女の子より可愛いんやって。」
そんなことない。てかそれ嬉しくもない
「櫻井と付き合っちゃえば？」
ブッ
飲んでたビールを詰まらせた
汚いなぁなんて言いながら口周りを拭いてくれるけどお前のせいやぞ。
櫻井との話は大倉には一切していない。
それなのにどうして知っているんだろう
「櫻井見てたら分かるでしょ。」
「そんなもんなん？」
「ほんま、鈍感なんやから。常に信ちゃんのこと目で追ってるよ、彼は。」
視線に気付いたことは一度もない。
確かに時々目は合って微笑まれたりもしてたけどそれは人間同士のアイコンタクトの一種みたいなもんやと思っていた
「はぁ、、これじゃあみんなの王子、翔くんが可哀想。」
…そう！それが分からへん。
「女の子にモテるのになんで俺やねんな」
「本人に直接聞いてみたら？」
聞けるもんなら苦労してへんわ！
久々の大倉との飲みは思ってるよりも進んで二軒目行こうか、なんて話にもなった。
近くにバーあるからと連れてこられたドアを開けて大きく後悔した。
そこに居たのは櫻井とさっきの女の子。
暗がりではあるけど女の子もメイクを整わせてきていて至極、美男美女。
「…あかんやん、」
大倉の手を引っ張るとバーを後にする
「信ちゃん、信ちゃんっ」
視界が滲むのなんか嘘や
心が痛むのなんか気のせいや
「アホやなぁ、もう。」
素直になられへん俺が悪い。
「むらかみせんぱっ……」
櫻井が駆け付け声が掛かると同時に大倉に抱き締められていた。
「守るって宣言したのは誰やったっけ？」
「……っ、」
なんのことや、
「好きな奴、泣かせたあかんやろ。」
大倉の腕から顔を上げれば櫻井を睨む大倉と俺より泣きそうな顔をする櫻井。
「さくら…い、」
「信ちゃん？」
「大倉、離して」
櫻井の事を抱き締めてやりたいと思った。
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苺オレンジじゅーす - 更新待ってます。頑張ってください (2020年2月29日 15時) (
レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
シオリ(プロフ) - またリクエストさせていただいてもいいですか？キングオブ男のチムニー（大倉）が気弱なニノを助けてチムニーを探すために強くなってー的な感じの話が見たいです！攻め受けに関してはどちらでも大丈夫です！ (2019年10月10日 18時) (レス) id: 9068b96eb4 (このIDを非表示/違反報告)
リュウ(プロフ) - お久しぶりにリクエストさせて頂きます！ 横山くんと相葉くんをお願いします (2019年10月10日 17時) (レス) id: c8b4a0dfff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2019年10月10日 16時
