「 甘酸っぱい 」 櫻 井 × 村 上 ページ1
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営業部の後輩でもある櫻井はドが付くほどのイケメン。そして何よりデキる男。
もちろんファンクラブだってあるみたいで、社内ですれ違った日はその日一日が幸せになれるだなんてウワサもある。
…バカバカしい。
それなのに今やコイツは俺の恋人。
俺は当たり前に女の子が好き。今までも彼女が居ったしソッチなんかにきょーみもない。
二つ下になる櫻井は入社したときから俺が世話係としてほとんど毎日付きっ切りで営業に駆け回ったり、ランチをともにしたりと何かと側にいた。
そんなある日、取引先との接待で相手方の調子を上げるために、と酒のスピードも早く無礼講な場が出来上がっていた。
向かいに座っていた企画部のリーダーでもあるおっさんが俺の隣に座って手を撫でてくる
それを気持ち悪いと思いながらも取り敢えずは流していた。
「村上くんは、コッチ(オトコ)もイケるんだって？」
はあ？？？
出かかった声を飲み込んで冷静に対応する
「なんのウワサですか、イケませんよ。」
笑って答えるも置かれた手は離れない
「じゃあ試しに拓いてみる？」
開かへんわ！！！何言うとんねん、コイツ
困って眉を垂らす俺に「可愛い」なんて耳元で囁いていわゆる恋人繋ぎをしてきた
もう気色が悪過ぎて早くここから抜け出したい
「っわ！すんません。俺らの部長が倒れたらしくて呼び出し入りました。…さ、村上さん。行きますよ。…また改めて連絡させてもらいます。では、…急ぐんで。」
口を挟む暇も与えず、反対の手をしっかりと握ってくれる櫻井の手はとても頼もしいものだった。
「どこや、どこの病院や」
部長が倒れたんやろ？
慌てる俺に、翔は頭を下げた
「ごめんなさい、嘘ですさっきの。」
「んあ？」
「だから、あなたを助ける為です。」
……え、
「ほんまに？」
「本当に。もう、先輩は危なっかしいんだから。」
コイツにこんなこと言われるなんて思ってもなかった。
さっきはあれほど嫌だと思った手を繋ぐと言う行為も、櫻井の手と分かれば素直に受け入れられた。
「俺、これからも先輩のこと守りますから」
「そんな弱ないで。」
「強くもないです。てか俺の恋人になって。先輩の全部欲しいです。」
…こ、こいびとぉ？
「うそやん、」
「うそじゃないです」
「信じられるか」
「じゃあ信じさせます」
何を言っても引かない櫻井に押されて「答えはすぐ出さなくていいです」なんて言われてしまえば促されるしかなかった。
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苺オレンジじゅーす - 更新待ってます。頑張ってください (2020年2月29日 15時) (
レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
シオリ(プロフ) - またリクエストさせていただいてもいいですか？キングオブ男のチムニー（大倉）が気弱なニノを助けてチムニーを探すために強くなってー的な感じの話が見たいです！攻め受けに関してはどちらでも大丈夫です！ (2019年10月10日 18時) (レス) id: 9068b96eb4 (このIDを非表示/違反報告)
リュウ(プロフ) - お久しぶりにリクエストさせて頂きます！ 横山くんと相葉くんをお願いします (2019年10月10日 17時) (レス) id: c8b4a0dfff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2019年10月10日 16時
