・ ページ47
*
ヨコも来たところで改めて資料を一緒に確認する。
「ま、ちょ…ちょっと待て、…はあ？
……ヒナちゃん、スバル…これ、」
「あぁ、本気や。」
「…だとよ。」
「いや、今までに見たことない数字すぎひん？おれ不安しかないねんけど、…」
珍しく横山の弱気な声が入る
俺よりもヨコの方が少し冷静な立場から見られると思って呼んだから、必要な意見だと耳を傾けていた。
「……どう思う？」
「スバルとしてはそりゃ成功もんだろうけど…というか、もうヒナちゃんの中では決まってんねやろ？」
さすがにバレてたか。
「まぁ、スバルのことだしな。止めろ言うてもお前聞かんやろ？」
「当たり前や」
それ当たり前ちゃうけどな、
「スケジュール的には？」
「はい、連日は無理や思うんですが数ヶ月挟めば空いてます。」
「ん？お前何公演やる気や。」
「…ろく、」
『………ハァ〜。…』
今度は二人してため息が出た。
地方巡りも考えたらしいがまずは大阪で挨拶、と。
総合予算としてはさほど変わらないからもうどうにでもなれ状態だが、きっとスバルの中ではもう描き始めてるのだろう。
そうなったらあとはこっちが支えるしかなくなる。
それまでの体調を万全にすること、
体力をつけておくこと、
無理だと思った瞬間は必ず言うこと、
言わなきゃ辞めさせると約束をして許可を下ろした。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ。(プロフ) - るるさん» 初めまして！コメントありがとうございます。まだまだ言葉を選びながらですが、どうぞこれからも楽しんでってください！！ (2019年6月30日 21時) (
レス) id: 452476bfbf (このIDを非表示/違反報告)
るる - すごく大人っぽい文章でとても好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月30日 20時) (レス) id: 35b23f8d3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこ。 | 作成日時：2019年6月21日 3時
