第６章 ページ26
*
晩飯も落ち着き、リビングで寛ぐ俺の横に座ってきたのはワインとグラス二つ持った大倉だった。
「チーちゃんももう寝たから」
そう言ってコトンとグラスを置いた
トクトクと注がれる赤ワイン見ながら
あれ、結局お酒飲むんやん…
と意志の弱さに少し苦笑い
……まあ、ビールやないし。ええやろ、うん。
くるくるグラス回したそこからワインの香りが部屋を包み込む
ボトルをテーブルへと置けば
自分のグラスをコツンと当ててくる
「ん、乾杯」
お互いひと啜り口を付けたら大倉がベランダ行こう、と誘ってきた
珍しいなと思いながら後をついて行く
「…そういえば、雑誌の連載で三社ぐらい契約交わしてきたから」
「うん、北山から聞いた。楽しみ。」
「これから素面で外歩けへんかもしれんけど、」
「ううん、大丈夫やで。有難うなぁ。」
優しく吹く夜風はなんだか性に合わない。
「…で、いきなりどうしたんや」
確かにここからは大阪の街を見下ろせて
今日は曇ってしまった空にとっては
地上に降る星のようだ
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ。(プロフ) - るるさん» 初めまして！コメントありがとうございます。まだまだ言葉を選びながらですが、どうぞこれからも楽しんでってください！！ (2019年6月30日 21時) (
レス) id: 452476bfbf (このIDを非表示/違反報告)
るる - すごく大人っぽい文章でとても好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月30日 20時) (レス) id: 35b23f8d3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこ。 | 作成日時：2019年6月21日 3時
