大切な日 ３ ページ40
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「なになに、こんな演出聞いてへんよー？」
手はしっかりと繋がれたままで
期待のこもってる忠義の声だけが響く。
そんな俺らに向けて眩い光が当たり
繋いでる手も場所によっては見られてしまっているかもしれない。
まるでスポットライトのようなその光は携帯から意図的に当てられたもので
「さぁここで、ケーキカットへと移ります！」
結婚式の披露宴でよくあるセリフを言うマルちゃんと
横にあったナイフを両手に添え
慣れないながらも演じてくれてる亮から忠義がナイフを受け取った。
「え、え、ほんまになんなんこれ。…なあ？」
「たつうるさいよ、せっかくの雰囲気が壊れるでしょ〜」
マルにそう言われてしまえば黙ってしょんぼりとしてる
…もう、ほんまにお子ちゃまなんだから。
「では！仕切り直して。たつの誕生日に二人して初めての共同作業をしてもらいます〜」
パチパチパチ、
と盛り上がるマルと釣られて拍手する周りの人たち。
ってか…
店の客の女の子たち居ったやん。
え？
大丈夫なん？こんな公にして…
そんな俺の不安は一気に吹き飛んだ。
洩れた光で見たことある顔を見つけて、
それは忠義のいとこの、はーちゃんさん。
ってことはここに居る人は俺たちの関係を知ってる人ばかり
忠義目当てで来るお客さんも多いみたいだけど
オネエっ気ある人ばかりが客のこのお店に長く通う根性ある女性は少ないって、
そう言えば前に村上くんに言われたな なんて思い出す。
「わっ、」
考え事をしていた思考を戻されたのは腰に回った忠義の腕だ。
「ケーキ入刀やって。」
「え、…緊張する……」
『それでは、大倉忠義のバースデーと、二人の幸せを祈って……
バースデーケーキ、ご入刀ですっ！！！』
練習したのであろうマルのその声とともに
ぎこちないながらも忠義とケーキへとナイフを入れた。
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ちょこ。(プロフ) - みさん» 初めまして！ありがとうございます♪♪倉安ちゃん可愛くて書きやすくて頭の中では既に大暴れです（笑）嫉妬倉安！続編にて入れ込んじゃいますね〜！またお楽しみにしててくださいませ！ (2019年7月27日 9時) (
レス) id: 452476bfbf (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ。(プロフ) - 青菜はやとさん» 青菜さぁん！！！ありがとうございます！わたしもやっと倉安ちゃんが幸せの頂点行けた気がしてニンマリです！糖分補給は常に...ですね^^* (2019年7月27日 9時) (レス) id: 452476bfbf (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ちょこさんの書く、倉安きゅんきゅんして最高です！！！また続編待ってます！！嫉妬しちゃう倉安なんかも見たいです^^ (2019年7月27日 8時) (レス) id: 926b11aa9c (このIDを非表示/違反報告)
青菜はやと(プロフ) - ものっそ情景が浮かんできましたよ〜！ハァン幸せな気持ちでお腹いっぱいっ。ごちそうさまでした(＞＜)…甘いのは別腹なので、またこっそり覗きにきまーす (2019年7月27日 2時) (レス) id: f64880e1c9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ。(プロフ) - 青菜はやとさん» ぜひこれからも可愛い青さんを紡いでいきましょう〜！青菜さんの作品も更新楽しみにしてます^^* (2018年4月22日 23時) (レス) id: 9761305a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2018年4月12日 1時
