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「１０」 ページ10
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そう思ってたのは口にしてたみたいで、
改めて本人に宣言。
「俺、頑張ってみるわ。」
「せやね、おーくら。頑張ってみてや。」
なんだか他人事のように言ってるヤスに
少し意識を持ってもらおうと思った。
「じゃあまず手始めに。章大、連絡先教えてや。」
いつ聞こうかと悩んでいたけれど、このタイミングを逃したら俺は完全に後悔する、そう思ったらもう止められなかった。
「…章大のこと、もっと知りたい」
今度はもっと近く、大胆に彼の心へと踏み込む。
「えっと……あの、おーくらが言ってた気になるって、その……」
ここまで言わせてしまえばもう告白してるも同然で
「ああ、お前のことやで。……章大との関係は大事にしていきたいって思ってる。」
真っ直ぐ彼を見つめて想いをぶつけるほか無いと覚悟した。
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2018年6月10日 16時
