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「２９」 ページ29
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その痛みを生み出したのは目の前の子しかいないわけで。
口腔を荒らしてた舌に歯を立てられて噛まれた…
「…窒息……してしまいそう、やった」
「でもさっきのは痛かったんやけど…そんならもう、キスだけでイけるように育てたろっか？」
「…あほちゃう。」
「………忠義のやないとあかん、し」
また可愛いこと言って…
ムクりと反応しそうなのを抑えて
代わりに甘いキスを与える
「………章大、動ける？」
「………………うぅ、」
腰を上げてみたり姿勢を変えてみたりと試してみてるもどうも身体が重そうだ
でも身体を綺麗に拭いてやりたいし
少しでも楽なとこで横にさせたい
「休憩室まで運ぶから。」
この方法が一番手っ取り早いだろう、と章大をお姫様抱っこしてはいつも眠たい時にお世話になってる休憩室に置いたソファーへと下ろした。
「………〜っばか、激しすぎるわ。」
「仕方ないやん、愛情たっぷりで抱いたんやから。…これからもっと慣れてってな。愛情が大きくなりすぎて爆発してまいそうやし。」
「……ばか、」
可愛い抵抗にしか聞こえないそんな言葉を言われたらまた元気になっちゃうやん、これはもう男の性やん？？
自分の心を落ち着かせるためにいつもの仮眠の時に使うパーカーを羽織らせる。
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作者名：ちょこ。 | 作成日時：2018年6月10日 16時
