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僕の好きな子はすっごく魅力的。
そっけない所も好きだし、ちゃんとお礼が言えたりたまに笑ってくれたりする所が好き。
何より自分に正直なところが1番好きだ。
嘘をつかないAの言葉にいつも僕は救われてる。

『ジミン先輩ですよね？知ってますよ。よく噂になってますから』

初めて会った時に言われたこともよく覚えてる。
学科合同での実習で同じグループになったんだ。
Aの耳に届く噂が、どうか良い事ばかりでありますようにって思ったっけ。

『え？好きなタイプですか？』

照れた顔でテヒョンのことが気になるって教えてくれた日、正直嫉妬で眠れなかった。
Aへの気持ちを自覚し始めたのはこの頃だけど、きっと出会った時から好きだったんだと思う。
一目で惚れるなんてあるもんだなって、僕自身今でも疑うよ。

『え？いや、あの、えっと、』

好きだって初めて伝えた時は俯いてこっちを見てくれなかった。
困ったような、恥ずかしそうなそんな顔をしてて、そんなAがたまらなく愛しかった。
ただ、ごめんなさいって断られたけどね。

そんなにテヒョンがいいの？って思ったりもするけど、テヒョンに執着する気持ちも少しだけなら理解してるつもり。
現に僕がAに執着してるから。