三毛猫ですけど、何か？～Final！～☆Masaki☆ (ページ24)

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そこじゃないから… ページ24

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雅「どうしたの？リーダー…

え？何？どっから入ったのこの子…？」

同じくリーダーの声で飛び起きた雅紀が、魔法猫を見て固まってる…

多分雅紀の目には普通の猫にしか見えてない…

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智「お前か？お前が魔法かけたのか？」

魔「そ、そうです…一応魔法猫です…営業部ではありますけど…」

智「じゃあまた魔法で何とかしてやってくれよ…」

魔「あ、いやー…それはちょっと…
出来かねます…」

智「はあ？なんで？そんなもんいくらでもできんだろ！
くだらねぇ決まりなんか作りやがって！」

魔「あ！ちょっと！何するんですか！」

リーダーが魔法猫に掴みかかって…というか両手で捕まえて、ユサユサしてる…

智「どーにかしろー！コォノヤロー！」

ニ「何やってんの？大野さん…」

ベッドルームから出てきたニノちゃんが驚いてる

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魔「あっ、や、やめて…そ、そんなに…揺すったら…揺さぶられっこ…症候群…に…な、なっちゃう…っ！」

雅「リーダー！ヤメテ！」

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その声で…リーダーがやっと魔法猫を下におろした

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智「もう一回だけでいいから何とかしてやってよ？」

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ニ「ねぇ、大野さん誰と喋ってんの？」

雅「さ、さあ…」

二人には魔法猫は普通の猫にしか見えてないから…

リーダーが普通の猫相手に独り言言ってると思ってる…

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魔「でも…そういう契約ですから…」

智「だからそこをなんとか！
頼むよ！ね？」

手を合わせて、今度は拝んでる…

魔「一つだけ…手は無くはないですけど…」

智「あるのかないのか！どっちなんだ！」

ニ「あらら？大野さん…大丈夫ですか…？」

雅「に、ニノどうしよう…
リーダー飲み過ぎておかしくなっちゃったのかなぁ…
あ、救急車…呼ぶ…？」

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魔「規則の盲点が…一つだけ…」

智「盲点？」

魔「“飼い主”とキスしたらいけないってルールなので…」

智「飼い主以外ならいいのか？」

魔「はい…

でもこういうケースは初めてなので…」

智「なんだ…？金か！？」

魔「は？あ、いや、お金ではなく…に、煮干ですけど、それは置いといて…」

智「煮干？」

雅「煮干…？」

いや…そこじゃないから…雅紀…

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