【東リベ】どうも、ウザイ王子達のメイドです…。

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〜A side〜

また、メイド長か…あの人いつも私にだけあたり強いからなぁ。

しばらく館内の廊下を歩いていると、メイド長が廊下の目の前に立っていた。

貴『お待たせして申し訳ございません。』

長「それより羽宮さん。貴方は“今”から大広間を“一人”で掃除しなさい。」

は？何言ってんのこの人。流石にこの館？屋敷？の大広間を一人で掃除するのはキツいって！

貴『ひ、一人でですか？』

長「そうです。分かったなら早く始めなさい。」

貴『…はい。』

ま、そんなこと思っても私には言い返す資格はないんですけどね〜。

〜数十分後〜

貴『はぁ…まだ掃除するところ余ってるし。』

【ﾄｺﾄｺ】

長「ちょっと、まだ終わっていないんですか羽宮さん？」

貴『…申し訳ございません。』

長「貴方って本当に使えないわね！」

貴『ｯ…』

そう、私はメイド長にパワハラを受けています。あと、他のメイドさん達には嫌われてるけどね。

長「メイドなんだから、それぐらいできないとダメじゃない！」

貴『本当に申し訳ございません！』

何でいつもメイドのみんなの前で叱られないといけないのさ…。

長「またそうやって謝るだけ。」

もう我慢できない！言ってやろ！！

貴『じ、じゃあ何て返事したら良いんですか？』

長「は？…それぐらい自分で考えなさい。」

貴『なら、メイド長は一人でこの大広間を時間以内に本当にできるのですか？』

長「ｯ！この生意気小娘が！！ｼｭｯ」

貴『ｯ…』

あ、私叩かれるんだ。また傷が増えちゃうなぁ…。

【ｶﾞｼｯ】

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