vanilla..03 ページ3
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もうこんな生活にも飽きてきた
つまらないし、面白くない
でも女客との夜の付き合いは
そう簡単にはやめられない
だから今もそんな生活繰り返してる
この生活に依存してしまった俺を
-誰かたすけて下さい-
***
ある日のお昼ごろ
俺はいつものカフェで仕事中
平日だけど、お昼だから近くの会社員のお客が
ぽつぽついる
ガラッ
五「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
20代前半の女性客が来店してきた。
彼女はカウンター席に座る
五「ご注文は?」
「ホットミルクティーお願いします…」
注文を聞くと、彼女は小さい声でそう言った
すこし鼻に掛かった声で泣いているようにも
思えたが、前髪のせいで顔は見えなかった。
ホットミルクティーは俺が一番オススメする
メニューで、隠し味に少しだけ
バニラエッセンスを入れている。
出来上がり彼女に差し出す
五「ホットミルクティーです」
彼女は受け取りミルクティーを飲む。
すると、
「…美味しいですね」
さっきまで見えなかった顔をあげ
俺を見て呟いた。
思った通りだった。
彼女の目は腫れていて、さっきまで泣いていたようだった。
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未華mike(プロフ) - ごちとつLOVE★さん» コメントありがとうございます! 更新頑張りますゞ by.ぽんのすけ (2015年2月22日 0時) (レス) id: 37e4ef64a7 (このIDを非表示/違反報告)
ごちとつLOVE★(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。更新頑張って下さい! (2015年1月31日 0時) (携帯から) (レス) id: 81898b059e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんのすけ | 作成日時:2015年1月3日 3時