刀剣、いざ参ろうぞ 【刀剣乱舞】【ミュージカル】

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ちょっと！！と怒られながらも走ってパジャマを取りに行ってお風呂にジップロックに入れたスマホ等キャンドルを持ち込み湯船に浮かべて浸かる。1時間ちょっとでとうらぶの任務が終了して上がると脱衣所には流石に激怒した母親が仁王立ちで般若のような面でこっちを睨めつけていた。目を合わせないようにすると素早くスマホが回収されて一言残して寝室に行ってしまった。


「次、やったら許しまへんで」


…いや、いつの食堂のおばさんかよ！なんて軽くツッコミを入れながらパジャマに着替えいつも通りストレッチをし寝る。朝起きると充電器にスマホが充電されていて優しさが染み渡ると同時にサンタのようなサプライズを感じた。


「おはようスマホありがとう」


「おはよう、朝ご飯できてるから」


いつもはただのトーストなのにパンの中では好きなハムとチーズのホットサンドで母親のオーディションへの気持ちが伝わってくる。それも私にとってはプレッシャーに変わってしまうけれど。


「オーディションは今日で終わり？」


「え？あーどうだろう？」


「どうだろうって知らないの？」


知らないから通知が来るのが怖いんじゃない！と茶化すとそれもそうかと納得したようだった。それに2.5次元のオーディションなんか初めてで、なにをやるのかなんて分かったもんじゃない。


「そうだ、新しいタオル出しておいたけど持った？」


「うん！ありがとう…あ、替えのTシャツも持ってっとこうかな」

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