刀剣、いざ参ろうぞ 【刀剣乱舞】【ミュージカル】

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「おはよう、お弁当できたから自分で弁当袋に入れてね」


「んー…そういえば、昨日舞台のオーディションに応募したから」


テレビをつけてお弁当を詰め込んで運ばれてきたご飯を食べる。


「そう、なんて言うやつ？」


「刀剣乱舞。ミュージカルの方」


「はぁ…歴史オタク、男じゃないんだからできないでしょ。諦めなさい」


呆れた。と言いたげな顔をしてそう言ってくるものだから腹が立ってしょうがない。


「三日月時雨、女の子だったの。ほら、この前話したでしょ？スカート履いてるのかなって言ってたやつ。ごちそうさまでした」


「覚えてない。…あ、今日の天気なんだって？」


「…晴れ」


話を逸らされたしイライラするから午後から雨だが嘘を教える。


「じゃあ帰ってきたら洗濯物中に仕舞っておいてね」


「う〜ん…じゃあ行ってくるね！！」


最寄りの駅構内でLINEで今日は午後から雨と送ってから電車に乗る。混んでいて暑いが、だからといってバスだとお金は掛かるし、自転車だと熱中症になるし筋肉が付きすぎてしまうから文句は言えない。


大学の最寄りについてから20分ほど歩くと大学が見えてくる。その間に同じ時期に事務所に入った仲が良いとまではいかないがよく話す友人を見つけて昨夜の話で盛り上がっていた。


彼女も刀剣乱舞が好きで最終日ではないがトライアル公演にも当たり見てきたそうだ、一事はチケットを譲ってもらえることになっていたが妹に駄々をこねられたらしくて断念した…ともかく、三日月時雨の役に応募した事を教えると家に帰ったら私も応募する！と意気込んでいた。それに加えてドロップ方法も教えてあげると歩きスマホは良くないがゲームを開いて編成を組み直していた。


「あ〜！この前今剣折れちゃったんだった…石切丸もまだ来てないんだったぁー！！あちゃー」

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