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静まり返った車内で流司くんが説明してくれる。
「俺は駄目だと言われても食い下がる気は無いです」
「食い下がる気ないって？じゃあ、どうするつもりなの？流司くんが同行できる立場じゃないのは分かってるでしょ？」
私も却下されても一緒にいたいとは思っているけど食い下がる気はないってどういうこと？と、自分も「え？」と小さい声が漏れるが、このマネージャーさんズバズバものを言うなぁ、うちのもまぁまぁ言うけどもっとオブラートに包ん出るって言うかフレンドリーな感じだから凄く怖く感じる。
「……事務所との契約を考えなおす」
「はぁ？何言ってるのか分かってる？！流司くんが言ってる事はそんなに軽々しく言うような物じゃないよ？ありえない」
「んなの、それぐらい本気だってこと！！！俺だって分かってるよ！考えた結果だから」
「結婚するわけじゃないんだからもっと考えてから言ってよ！！」
「おいおい、ちょっと、ちょっと？ついさっき俺らに言ったこと忘れた？隣で大声出されても集中力切れるですけど。……流司くん、いくじないなんて言ったけど今の言葉聞いて取り消す、ごめんな。事務所の方には俺から言っとくから大丈夫、安心しとけ」
そんでお前も頭冷やせ、とハンドルを握って前を向きながら言ったけど誰に言ったのかは明確だ。
はぁ〜と長い息を吐く音が聞こえると、座席の間から顔を乗り出して謝ってくる。私の気分も害しただろうから、と言う理由だったけどそんなことを考えていられるほど二人の会話を聞いていられる余裕はなかった。
流司くんが事務所を辞めるってどういうこと？いや、実際は辞めないけどそんなことは願ってないし、事務所を辞めて、変えた人は何人も知っている。何人かはそのまま役者を続けられなくてやめてしまった人も知っている。自分と付き合うがためにそんな大きな、人生に関わることを私と天秤にかけていただなんて気が気じゃない。私はやっと子役じゃない、今の私が売れ始めたばかりで私はまだ流司くんと仕事を天秤にかけられない。そんな事を考えていたからだ。
そう思うと罪悪感の波が押し寄せてくる。いつの間にか好きになって、相手も私が好きだって言ってくれて、きっと、私は勘違いをしていたんだ。私は流司くんには……つりあえない。
「ーー役、AAさん本日クランインですー！」
「よろしくお願いします」
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こゆき(プロフ) - printemps(プランタン)さん» コメントありがとうございます！ハリポタのネタ温めてるのがあるので形になるように頑張りますね！ (2020年8月16日 1時) (
レス) id: 60a14787da (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - ぁぁぁあぁ！えぇ話…ｸﾞｽﾝ希望！ハリポタ！ (2020年8月15日 20時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - けらしあさん» 良かったです。誤字すみません、私のミスです！ありがとうございます！！気が付きませんでした。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: a8d6aed384 (このIDを非表示/違反報告)
けらしあ(プロフ) - こゆきさん» なるほど！わかりました。ありがとうございます！！最後に指摘(？)になるのですが、しゅんやさんのしゅんは俊ではなく峻ではないでしょうか？重ね重ねすみません。 (2019年5月6日 10時) (レス) id: 4b00fe55ba (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - けらしあさん» コメントありがとうございます、2016年ごろに遡っています。また質問等がありましたら気軽にコメントください！ (2019年5月6日 1時) (レス) id: a8d6aed384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき | 作成日時：2019年4月20日 13時
