刀剣、いざ参る 【刀剣乱舞】【ミュージカル】

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「マジ、怒ってごめん！えー、肩ごめんね!!…てか、こっちって俺の家の方じゃ？」

「うん、流司くんの家を先にしたの。ここ分かるなら駅より家のほうが近い？」

「う〜ん、そうだね…でも悪いよ！本当にごめん、カッコつかないよね」

おでこに片手を当てて分かりやすく落ち込んでいるのを見てまた笑っているとなんで笑ってるの？と不思議そうな顔をしたから更に笑ってしまう。

「全然大丈夫、本当に流司くん見てて面白いんだけどお酒弱いの？」

「え？面白いってひどくない？もう寝たから覚めてきてると思う…あ、そうだ！うちで飲み直す？いいお酒貰ったんだけど強い奴だからあんまり呑めなくて、ウイスキーだったかな？」

申し訳なさそうにしていたのにいきなり声色を変えたと思ったらいい事をひらめいたんだけど、どう？とお酒を進めてきた。

「う〜ん、流司くん実家暮らしじゃないの？」

「俺はこの前引っ越したから一人、だからおいでよ」

一人暮らしの人の家に行くのはどうなのだろうか…しかも男性だし、なんて思って断ろうとしていると流司くんの家の近くに着いてしまい、荷物をすべて持って降りてしまった。お金は流司くんが出してくれたから断るのも申し訳ないし、誘いにのって家について行く。

「明日、用事とか大丈夫？」

「明日は大学だよ」

「え？あ、そっか！大学行ってるんだっけね」

マンションについてロックを外してもらってロビーを抜け、エレベーターに乗り込み上に上がっていく。結構、棟も分かれていて高層だしセキュリティもしっかりしていて一人暮らしには家賃が高そうに見えて同い年なのにすごいと感心して間抜けな声が漏れる。

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