その40！ ページ40
あの後、ゾムくんの「ロボロとツーショット撮らんくてええん？」という神の一声があり、学ラン姿のロボロくんと何故かは知らないがシャオくんとのツーショット写真まで手に入れてしまった
画面の中で、ちょっと困ったように頬を染めるロボロくんはこの世の言葉では言い表せないくらい素敵で涙が出そうだ
これは、トリミングして待ち受けにしよう
スマホを握りしめニヤニヤしていると、息を切らした様子のチーノ君が私達の元へと訪れる
彼は、ぐるりと私達の顔を見渡すとロボロくんの腕をがっしりと掴み、私に向けて「ちょっと、ロボロ借りてきますね！」と言い残して走って行ってしまった
突然のことに困惑を隠せずシャオくんの顔を見つめれば、シャオくんはグラウンドを指差し「アレちゃうか？」と半笑いを浮かべる
シャオくんの指先が指し示す場所を見れば、チーノ君に手を引かれをゴールテープを切るロボロくんが目に入った
あぁ、なるほど。借り物競争か…それなら先程の焦りっぷりも納得する
きっと、チーノ君のお題がロボロくんに関するものだったのだろうと思い、スピーカーから聞こえる放送委員の声に耳を遣れば「小さいもの」という言葉が聞こえ、会場中が笑いに包まれる
「誰がチビやねん、お前！」というロボロくんの怒声は、しっかりと私達の元へも届き、思わず笑みが零れた
怒ったような表情を浮かべたロボロくんが私達の元へと戻って来れば、コネシマ君達が挙って先程の借り物競争のことを弄り始める
「やかましいんじゃい！」と声を荒げるロボロくんを可愛いなぁと思いながら見守っていれば、視界の端に見知った顔を捉えた
エーミール先輩だ
誰かを探しているかのようにきょろきょろと辺りを見渡す先輩に思い切って声をかけてみると、エーミール先輩は嬉しそうにこちらに歩み寄って来た
良く見れば彼の手には何か紙のようなものが握られていて、彼も借り物競争の出場者なんだろうと察する
きっと、あの勉強会メンバーの中の誰かを探しているのだろうと思い『誰を呼んでくればいいですか？』と尋ねれば、彼は手にしていた紙を私に見せ「Aさん、一緒に来て欲しいんやけども…」と笑う
先輩の手にしていた「異性の後輩」とだけ書かれた紙が、ヒラヒラと風に揺られていた
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泉月。(プロフ) - ときあめさん» ときあめさん コメントありがとうございます！物語を書く際にshaちゃんを如何にかっこよく書けるかを追求している部分もあるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(；；) (2020年11月19日 17時) (
レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
泉月。(プロフ) - あゆたさん» あゆたさん！いつも読んでいただき誠にありがとうございます！！！ これからも楽しんで頂けるような作品を書いて行けるよう頑張りますのね応援していただけると嬉しいです！！ (2020年11月19日 17時) (レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ときあめ(プロフ) - 今週分のrbくんも最高にすてきでした(T . T)毎週たのしみにしてます〜〜！rbくんの不器用な感じも、shaちゃんのスパダリ感も最高です。続きの方楽しみにしてます…！素敵な作品ありがとうございます。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 5d5f606a06 (このIDを非表示/違反報告)
あゆた(プロフ) - 初めまして。夜遅くにすみません。とても素敵な小説で更新を密かに楽しみにしているものです…。このご時世、体調に存分に気をつけて無理のないように更新、お待ちしております。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 0b438b4c7d (このIDを非表示/違反報告)
有咲/arisa(プロフ) - 泉月。さん» ｸﾞｯ…まだ現世にいるとするか…（←何だこいつ）最後まで見守ります!!! (2020年10月20日 17時) (レス) id: 1ecb7d6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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