その37！ ページ37
赤組の応援演舞が終わり、会場中が大歓声と拍手に包まれる
赤組の生徒達が青組の生徒と入れ替わるようにグランドの隅へと移動する姿を見て、ほう…と恍惚のため息が出た
「かっこいい」
そんな言葉じゃ片付けられないほどロボロくんが眩しすぎて、感動のあまり涙が出そうだ
彼に応援されている全ての生徒が羨ましくて、妬ましくて、私も赤組の生徒だったらよかったのに…なんて思っしまう
私がそんな最低なことを考えている間にも青組のパレードをモチーフにした応援は終わっており、気付いた時には我ら黄組の応援団がグランドの中央に堂々と風格で佇んでいた
ゆったりとした音楽が流れ出すと、一際目立つ、真っ白な学ランに身を包んだ黄組の男子達が軽快に踊り始める
その集団のど真ん中に楽しそうに踊るシャオくんを見つけた
シャオくんは要所要所でかっこよく決めポーズをしたり、ウインクを飛ばしたりしている
彼がファンサービスのような行動をする度に一部の女子からは黄色い歓声が上がっていて、彼はまるでアイドルのようだ…なんてどうでもいい感想を抱いてしまう
ダンスが盛り上がにつれて、流れている曲もアップテンポなものへと切り替っていけば、今まで傍観を決めていた女子達が華麗なステップで輪の中へと入っていく
全員が男女一組のペアになれば、彼らは手を取り合い、まるで社交ダンスのように踊り始めた
その場でクルリとターンをする度に、女生徒の羽織が鮮やかに宙を彩る
前の二組とは全然違う雰囲気の応援に観客席も盛り上がっているようで、曲に合わせて手拍子をすれば、まるで会場全体が一つになったかのように錯覚してしまう
彼らのダンスを見ているだけでこちらまで楽しくなってくる
なるほど、これは確かに元気をもらえるなぁ
「応援」というものの意味を実感し、その有難みを実感していれば、流れていた曲がピタリと止まった
ふとシャオくんに視線をやれば、彼はパートナーの女の子を高く抱き上げ、楽しそうに笑っていた
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泉月。(プロフ) - ときあめさん» ときあめさん コメントありがとうございます！物語を書く際にshaちゃんを如何にかっこよく書けるかを追求している部分もあるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(；；) (2020年11月19日 17時) (
レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
泉月。(プロフ) - あゆたさん» あゆたさん！いつも読んでいただき誠にありがとうございます！！！ これからも楽しんで頂けるような作品を書いて行けるよう頑張りますのね応援していただけると嬉しいです！！ (2020年11月19日 17時) (レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ときあめ(プロフ) - 今週分のrbくんも最高にすてきでした(T . T)毎週たのしみにしてます〜〜！rbくんの不器用な感じも、shaちゃんのスパダリ感も最高です。続きの方楽しみにしてます…！素敵な作品ありがとうございます。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 5d5f606a06 (このIDを非表示/違反報告)
あゆた(プロフ) - 初めまして。夜遅くにすみません。とても素敵な小説で更新を密かに楽しみにしているものです…。このご時世、体調に存分に気をつけて無理のないように更新、お待ちしております。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 0b438b4c7d (このIDを非表示/違反報告)
有咲/arisa(プロフ) - 泉月。さん» ｸﾞｯ…まだ現世にいるとするか…（←何だこいつ）最後まで見守ります!!! (2020年10月20日 17時) (レス) id: 1ecb7d6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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