その32！ ページ32
徒競走でショッピ君にボロ負けし、私に引っ付きながらメソメソと泣いているチーノ君をあやし続けてる間に、午前のプログラムは順調に進んでいき、気付いた時には昼食の時間になっていた
ちなみに余談だが、私が二年生の徒競走でぶっちぎり一位を取って帰ってきた際にはチーノ君はめちゃくちゃ嬉しそうに「先輩の走りかっけぇ！」と笑っていた
「A」
みんなでお弁当を食べようとワイワイ盛り上がっていれば、背後から誰かに名前を呼ばれる
決して大きな声では無いのにスッと耳に馴染むような力強い声に、体が自然と声の主を探し出す
『らんらん！』
辺りを見渡せば、日差しが鬱陶しいのか気だるげにこちらを見つめるひとらんらんが居た
「久しぶり、少し見ない間にまた背伸びたんじゃない？」
私の頭を撫でながら、そう声をかけてくれるらんらんに口角がじわじわと上がっていくのがわかる
『ほんと？背伸びてるかな！？』
弾む気持ちをそのまま声に乗せて発せば、らんらんの後ろからよく見知った綺麗な顔が近寄ってくる
「Aちゃん、久しぶり。しばらく見んうちにまた可愛くなったんやない？」
蜂蜜を溶かしたかのようなおっとりとした甘さを感じさせる声に視線を向ければ、優しく微笑みを浮かべたオスマンが居た
『う゛っ……。久々に会った従兄妹達の顔が良すぎる…』
小さな呻き声を上げながら目の前のらんらんに抱き着けば、子供をあやすかのように背中をポンポンとリズム良く叩かれる
「Aのそういうところは全然変わってなくて安心したよ」
「ほんまに、昔から俺らの顔好きなんやね」
そう言いながらも満更でもなさそうなお兄ちゃん達に心がポカポカと温かくなるのを感じた
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泉月。(プロフ) - ときあめさん» ときあめさん コメントありがとうございます！物語を書く際にshaちゃんを如何にかっこよく書けるかを追求している部分もあるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(；；) (2020年11月19日 17時) (
レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
泉月。(プロフ) - あゆたさん» あゆたさん！いつも読んでいただき誠にありがとうございます！！！ これからも楽しんで頂けるような作品を書いて行けるよう頑張りますのね応援していただけると嬉しいです！！ (2020年11月19日 17時) (レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ときあめ(プロフ) - 今週分のrbくんも最高にすてきでした(T . T)毎週たのしみにしてます〜〜！rbくんの不器用な感じも、shaちゃんのスパダリ感も最高です。続きの方楽しみにしてます…！素敵な作品ありがとうございます。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 5d5f606a06 (このIDを非表示/違反報告)
あゆた(プロフ) - 初めまして。夜遅くにすみません。とても素敵な小説で更新を密かに楽しみにしているものです…。このご時世、体調に存分に気をつけて無理のないように更新、お待ちしております。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 0b438b4c7d (このIDを非表示/違反報告)
有咲/arisa(プロフ) - 泉月。さん» ｸﾞｯ…まだ現世にいるとするか…（←何だこいつ）最後まで見守ります!!! (2020年10月20日 17時) (レス) id: 1ecb7d6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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