その19！ ページ19
ショッピ君の言葉を聞き、ロボロくんやトントン先輩、エーミール先輩の動きがピタリと止まる
ショッピ君が「住みはどの辺ですか？ていうか、彼氏います？」と追撃をしてくると、トントン先輩が素早く動き出す
少し遅れてエーミール先輩とロボロくんが動き出したかと思えば、トントン先輩とロボロくんは無言で私の座っていた椅子を私ごと持ち上げた
元々ロボロくんが座っていた席に私を下ろすと、その間に机の上を片付けていたらしいエーミール先輩が私の教材達を目の前の机の上に広げた
ほんとに一瞬の間に私とロボロくんの席を入れ替えられたのだ
呆然とする私を置いて、トントン先輩達がショッピ君に「お前は絶対にAさんに近寄ったらあかん！」と言ってるのが聞こえ、その更に奥からはコネシマ君が独特の笑い声を響かせていた
どうやら彼はガチのロリコンらしく、私は彼に目をつけられてしまったらしい
トントン先輩に怒られながらも「合法ロリ」と呟いているのが聞こえてくれば、身の危険を感じざるを得ない
ロボロくんがため息を吐きながら、私とショッピ君の間に座る
え、なんかこれロボロくんに守られてるみたいですごい良くない？？
ロボロくんは私を守ってくれる騎士様？？？
あ、でも騎士様に守られてるってことは私はお姫様なわけで、お姫様と騎士は結ばれないから…………いやでも待って？禁断の恋も悪くない気がしてきた
一人で妄想をこねくり回していると、正面の席に座り直したエーミール先輩が「騒がしくしてすみません」と謝って来る
どう考えても、先程までの私の方がうるさかったのになぜ謝られるのか不思議で不思議で仕方ない
思っていることをそのままエーミール先輩に伝えると先輩は「とても真剣に勉強をしていらしたようなので」と柔らかい口調で返してくれる
私の方が後輩なのに、とても丁寧な言葉を選んで会話してくれるエーミール先輩に申し訳なくなってくる
多分いつもこうやって周りに気を使ってる方なんだろうな……
そう思うと先輩が少し不憫に感じて、ちゃんと真面目に勉強しなきゃという気持ちが芽生える
よし、やるぞ！という気持ちで頬をパチンと叩くと再びプリントへと手を伸ばす
分からない所や躓く部分はエーミール先輩に教えて貰いながら、一生懸命問題を解き続ける
全ての空欄が埋まったのは、日が暮れて最終下校時刻を知らせるチャイムがなった時だった
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泉月。(プロフ) - ときあめさん» ときあめさん コメントありがとうございます！物語を書く際にshaちゃんを如何にかっこよく書けるかを追求している部分もあるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(；；) (2020年11月19日 17時) (
レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
泉月。(プロフ) - あゆたさん» あゆたさん！いつも読んでいただき誠にありがとうございます！！！ これからも楽しんで頂けるような作品を書いて行けるよう頑張りますのね応援していただけると嬉しいです！！ (2020年11月19日 17時) (レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ときあめ(プロフ) - 今週分のrbくんも最高にすてきでした(T . T)毎週たのしみにしてます〜〜！rbくんの不器用な感じも、shaちゃんのスパダリ感も最高です。続きの方楽しみにしてます…！素敵な作品ありがとうございます。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 5d5f606a06 (このIDを非表示/違反報告)
あゆた(プロフ) - 初めまして。夜遅くにすみません。とても素敵な小説で更新を密かに楽しみにしているものです…。このご時世、体調に存分に気をつけて無理のないように更新、お待ちしております。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 0b438b4c7d (このIDを非表示/違反報告)
有咲/arisa(プロフ) - 泉月。さん» ｸﾞｯ…まだ現世にいるとするか…（←何だこいつ）最後まで見守ります!!! (2020年10月20日 17時) (レス) id: 1ecb7d6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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