それでも誰かに見つけて欲しくて ページ8
飲み物を買ってきます、と告げると「俺も一緒に行くよ」と並んで歩く十さん
会ってまだ間もないのに彼の温厚な性格と気遣いの良さゆえにすぐに打ち解けた
『十さん、ちょっと聞きたい事があるんですけど』
柔和な彼は快く何でも聞いて、と答える。身長差がありすぎて首が痛い
『大和さ、いえ、二階堂さんって熱愛報道あったじゃないですか。あれって本当ですか』
「うーん。俺はそういう話には疎いんだけど、少なくとも今日見た限りでは大和くんは嫌がってたけどね」
ふわりと心に安堵感が生まれる。やっぱり彼はそんなことをする人じゃない
「Aちゃんは、大和くんのファンなの？」
彼女です、とは流石に言えず。そんな所ですと適当にはぐらかす。十さんはとてもいい人なのだろうけど、此処で大和さんと私のプライベートを語ろうとは思えなかった
「あの、さ。良かったらなんだけど……これ、俺の番号とID」
彼の手に握られたメモは微かに震えていて、こんな事に緊張してしまうのかと少し親近感が湧く
手を出しメモを受け取ろうとすると、私の腕が誰かに掴まれ、メモはその誰かの手の中へと渡った
「こんな人通りの多いところでナンパとか、関心できないっすよ…十さん」
「大和くん！？」
ずっと会いたかった人の声。掴まれた腕の先を辿っていくと、大和さんが笑いながらこっちを見る
"やっと見つけた"
口パクでそう告げられると、顔に熱が集まる
「俺はただ、Aちゃんに連絡先を…」
「あー、Aは今先約があるんで失礼しまーす」
強引に腕を引かれる感じにデジャヴを感じつつ、困った顔をする十さんにごめんなさいとジェスチャーで伝えた
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涼魔女(プロフ) - なんの曲が好きですか？ (2017年5月11日 4時) (
レス) id: 54679ac26c (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 涼魔女さん» 本当ですか！？周りに好きな人はおろか知ってる人もいないので、さユりちゃん好きな人がいて嬉しいです(^^) (2017年5月7日 19時) (レス) id: 2d5901922f (このIDを非表示/違反報告)
涼魔女(プロフ) - 私もさユり大好きです！ (2017年5月5日 13時) (レス) id: 54679ac26c (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 零ーゼローさん» ありがとうございます！！……ガチャの確率アップはもう信じられなくなりました←。お互い頑張りましょう(^-^) コメントありがとうございます！ (2016年7月26日 0時) (レス) id: d1e7b2ddb4 (このIDを非表示/違反報告)
零ーゼロー(プロフ) - 面白かったです！実は私もガチャ運が壊滅的で……お互い好きなキャラでるといいですね！ (2016年7月26日 0時) (レス) id: 06097f69a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：�鶻��� | 作成日時：2016年7月26日 0時
