出来損ないでどうしようもなくて ページ5
大和さんと会わなくなって早くも二週間が経過した。あと約二週間、彼は毎晩電話をくれるがその声は日に日に弱っていく
体調を崩してしまうことを恐れた私は、ドラマの撮影が終わるまではメールかラビチャだけにしよう、と提案した
そう、提案したのは私なのだが
【スクープ！IDOLiSH7のリーダー、ヒロイン役と深夜の街を歩く！！二人の関係はドラマの中だけではなかったのか…】
週刊誌にでかでかと書かれたその文字。載せられた写真には男の腕に身体を寄せる女性の姿。
男の後ろ姿は紛うこと無き大和さんそのもので、じわりと私の目に涙が滲んだ
信用している
私の事だけを愛してくれるのだと、信じている
だけど、貴方の手を握り隣を歩くのは私しかいないのだと思っていた。今思えば驕っていたのかもしれない
ピロンと携帯電話が鳴り、ラビチャの通知が画面に映る
[話せるか？]
話したい。声を聞きたいし、週刊誌の事について問いただしたい
でも、今は少し心を落ち着かせる時間をください
大和さんから送られてきたメッセージに、私が既読をつけることは無かった
*☼*―――――*☼*―――――
「Aさん居ますか！？」
開け放たれた開店前のドア。驚いてそっちに目を向けると、息を切らした紡ちゃんが立っていた
彼女は私を目指で確認するなり強引に手を掴んで歩き出した
「Aさんは、学生時代演劇部だったんですよね！？」
『えぇ、まあ』
「良かった！！Aさんに頼みたいことがあるんです」
車に乗るよう促され、素直にそれに従うとぐわんぐわんと揺れる車体
紡ちゃん、運転下手か……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼魔女(プロフ) - なんの曲が好きですか？ (2017年5月11日 4時) (
レス) id: 54679ac26c (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 涼魔女さん» 本当ですか！？周りに好きな人はおろか知ってる人もいないので、さユりちゃん好きな人がいて嬉しいです(^^) (2017年5月7日 19時) (レス) id: 2d5901922f (このIDを非表示/違反報告)
涼魔女(プロフ) - 私もさユり大好きです！ (2017年5月5日 13時) (レス) id: 54679ac26c (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 零ーゼローさん» ありがとうございます！！……ガチャの確率アップはもう信じられなくなりました←。お互い頑張りましょう(^-^) コメントありがとうございます！ (2016年7月26日 0時) (レス) id: d1e7b2ddb4 (このIDを非表示/違反報告)
零ーゼロー(プロフ) - 面白かったです！実は私もガチャ運が壊滅的で……お互い好きなキャラでるといいですね！ (2016年7月26日 0時) (レス) id: 06097f69a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：�鶻��� | 作成日時：2016年7月26日 0時
