炎天下 ページ20
あぢー、と汗を拭う大和さん
季節はもう夏真っ盛り。蝉が鳴き、道路には陽炎がユラユラと立ち上る。
炎天下の中私達が訪れたのは草が鬱蒼と生い茂った公園だった
『だからプールに行こうって言ったんですよ』
「それは断固拒否だな」
なんで、と問い掛けると彼はコンビニの袋からバニラアイスを取り出して包装紙を破った
「プールなんて若者達の温床だろ。人が多過ぎて逆に暑いっての」
汗をかいてアイスを口に含む大和さんは、とてもかっこいい…筈なんだけど言ってることがオッサンだ
ブランコに腰掛けると太陽で熱されたそれは焼けるように熱く、二人で勢いよく立ち上がった。
目玉焼き作れるんじゃね？と口零す彼に思わず笑ってしまう
「A、ちょっと向こうむいてて」
『何故？』
「いーからいーから」
言われた通りに後ろを向き、ガサゴソ聞こえる音に耳を澄ます
水の音と、ビニールの音、虫の声、木々の匂い。こんな都会にも自然はあるんだなぁ、と一人感動する
「Aー！もうこっち見てもいいぞー」
何する気ですか、と言いかけた途端私の顔に衝撃が走る。ビシャン、という音と共にびしょ濡れになる私。
水は服にまで浸透し、白いTシャツがうっすらと透けた
「懐かしくね？水風船」
『だからって私に投げますか！？』
「おーおー、シャツ透けてんじゃん。こんな日に黒の下着なんて暑くねぇ？」
『っ…こんの、許さないっ！！』
緑のそよぐ公園で、私たちは子供のように水を掛け合って遊んだ
ビニール袋に入ったアイスはもうドロドロに溶けていて、ちょっとはしゃぎ過ぎたかもな、と帰り際に残念そうな顔をする大和さん
(帰ったらかき氷食べましょうか)
(お、いいね。)
_________________________________
暑いですね！！！←
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涼魔女(プロフ) - なんの曲が好きですか？ (2017年5月11日 4時) (
レス) id: 54679ac26c (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 涼魔女さん» 本当ですか！？周りに好きな人はおろか知ってる人もいないので、さユりちゃん好きな人がいて嬉しいです(^^) (2017年5月7日 19時) (レス) id: 2d5901922f (このIDを非表示/違反報告)
涼魔女(プロフ) - 私もさユり大好きです！ (2017年5月5日 13時) (レス) id: 54679ac26c (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 零ーゼローさん» ありがとうございます！！……ガチャの確率アップはもう信じられなくなりました←。お互い頑張りましょう(^-^) コメントありがとうございます！ (2016年7月26日 0時) (レス) id: d1e7b2ddb4 (このIDを非表示/違反報告)
零ーゼロー(プロフ) - 面白かったです！実は私もガチャ運が壊滅的で……お互い好きなキャラでるといいですね！ (2016年7月26日 0時) (レス) id: 06097f69a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：�鶻��� | 作成日時：2016年7月26日 0時
