【募集企画】君影荘日誌 〜小説〜 その２

第59話…那岐 ページ11

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那岐｢うーん……思いつかないなぁ……｣


課題曲は決まったんだけど、自由曲が中々決まらない…


現在、自室で絶賛悩み中の彼。


那岐｢なるべく、出場者と被らない曲が良いなぁ…｣


そう。ピアノのコンクールに出場するのだが、自由曲が決まらないのだ。


そうこうしているうちに、悩み始めてから既に1時間が経過しようとしていた


那岐｢よし、こうなったら皆の力を借りるしか無さそうだね。君影荘の皆、よろしくね｣


何かナイスアイデアでも思いついたようだ。彼は自室から飛び出し、1階のエントランス辺りに向かった。



そこで彼は水彩絵の具を器用に操り、張り紙を作成してエントランスに貼った




張り紙には、





《ピアノ曲のリクエスト、承ります。詳しくは4階の住人、鳥兜 那岐の部屋へお越し下さい。不在の場合は娯楽室までお越し下さい。》







と書かれていた


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