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後悔19＿＿＿side.檜山 ページ19
Aが死んでから1週間が経った。
Aがいない1週間は地獄でしかなかった。
俺にとってAがどれだけ大切な存在だったのか、思い知った。
大切なものは失ってから気づくってよく言うけど、失う前に気づいてこその大切なものなんだ。
もうこんなことを言っても遅いけど。
俺はAの遺影、位牌、遺骨をバッグに入れ、
「今からそっち向かう、ちょっとだけ待ってて」
俺は遺書ともとれる内容の手紙を1枚寝室に置いて、朝早くに家を出た。
最期にAと行った思い出の場所を何ヶ所か周るために。
最初に向かったのは遊園地。
ここは俺とAが付き合う前、友だちの時に遊びに来た場所。
俺はここでAに告白するつもりでAを誘った。
後悔20＿＿＿side.檜山→←後悔18＿＿＿side.ヴァサイエガ
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作者名：なの | 作成日時：2023年12月12日 1時
