6話 ページ6
2人は来た道を戻り始めた。
すると、遠目にコネシマらしき金髪のTシャツを着た人物の姿が見えた。2人は目配せをし、
『トント〜ン。それ、重くなぁい？私がもつよぉ？』
tn「これだけで重いとか頭可笑しいんちゃうの？」
直ぐに、トントンに付きまとっているAの構図を作り上げた。なんの打ち合わせもせずにここまで出来るようになったのは、努力の賜物だろう。
コネシマはそのまま、近付いてくる。
kn「おう。トントンやん。どうしたん？そんな大量の飲み物持って。」
tn「いや〜。グルさんとオスマンに頼まれてなぁ。アイツら人使い荒いねんなぁ。」
kn「あっはっは。ドンマイやな。そういや、エミさんが生徒会室行っとったやろ。」
tn「おん。てかお前書類は？お前も提出今日じゃなかったか？お？」
kn「いや、ちゃいますやん！ちゃうやんほら、な？」
2人はAを無視して話し始めた。いや、トントンはコネシマの隙をつき何度も彼女の方を見ていたが。
Aは窓から夕焼けに染まるグラウンドを眺めていた。そこには、汗を流しながらも運動をする部活動生の姿があった。その中には、コネシマの所属しているサッカー部もあり、コネシマの後輩であるショッピの姿もあった。
ショッピは辺りを見回して誰かを探しているような素振りを見せている。多分、コネシマを探しているのだろうと思ったAはコネシマに催促をすることにした。
『コネシマくん。部活の途中？沢山汗かいてるねぇ〜。あっ、私のタオル使う？』
Aがコネシマにタオルを差し出しながら聞くと、コネシマは
kn「は？何でお前のタオル使わなあかんねん。ていうか、お前おったんやな。お前、もうそろそろトントン達に付きまとうのやめろや。トントン達が嫌がってるのも分からんのか。」
と、冷めた目で見下ろしてくる。
kn「はぁぁっ。何か冷めたし俺部活戻るわ。トントン、何かあったら言うんやぞ。」
tn「おん。分かった。お前明日書類出せよちゃんと。」
kn「はいはい。分かってますよ〜。じゃあな。」
コネシマはくるっと向きを変え、廊下を引き返して行った。タッタッタッと軽快なリズムで走っていったので、2人からは直ぐに見えなくなった。
『アイツの声やっぱ響くなぁ。』
tn「せやなぁ。」
『あの切り替えはやっぱ流石やなぁ。』
tn「せやなぁ。」
『トントンはやっぱり童貞やなぁ。』
tn「せやn･･･って待てやコルァ！」
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ユエ(プロフ) - 魔戒さん» すみません！最近忙しかったもので中々こっちにinできませんでした。気を悪くしたらごめんなさい。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 5a47ca8457 (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - ユエさん» すみません！困らすようなことを言ってしまい (2020年2月3日 21時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - ユエさん» 良かったです、とても面白いので羨ましいです(私も書いているんですよ) (2020年1月19日 20時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
ユエ(プロフ) - 魔戒さん» あっ…ふっつーに誤字です（汗）次の更新時に直しときますね。教えていただきありがとうございます！頑張ります！ (2020年1月19日 19時) (レス) id: 5a47ca8457 (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - 私が間違っていたらすみません、頑張ってください (2020年1月19日 19時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユエ | 作成日時：2019年7月29日 23時
