2話 ページ2
出目は3と6だった。
os「やっためう〜勝っためう〜。」
『うわぁ･･･マジか･･･。』
結果を見て喜ぶオスマンと落ち込むA。それを面白そうに眺めるグルッペンとそりゃそうだよなぁと納得するトントン。それぞれ思っていることは違うが皆この状況を楽しんでいることは、共通していた。
？「失礼します。」
そんな中、生徒会室に入って来た者がいた。
gr「お、どうした、エーミール。」
em「トントンさんに提出しないといけない書類があったのを思い出しまして。どうぞ。」
エーミールはトントンに近付き書類を渡す。
tn「ん、おっけーや。エミさんありがとな。」
『えぇ〜エミさんばっかり感謝されてずるぅ〜い。トントン、私も書類手伝うよぉ。』
tn「お前は、まず自分の書類を片付けろや。」
この風景はエーミールからしたらいつもどうりである。だが、他の4人にとっては笑いをこらえるのに必死の時間となってしまう。
em「Aさん、手伝いというのは自分の事を終えてからするものですよ。それぐらいも分からないんですか？」
エーミールの言い方が、あまりにも幼子に諭すような口調だったので4人は吹き出しそうになったが、ぐっと我慢した。
em「このサイコロは？」
エーミールが見つけたのは3と6の目が上を向いているサイコロだった。
os「あぁ。それAがな、賭けしようって言ってきてな。自分の方が負ける確率高いのに挑んで負けたっていう。」
em「ほう。で、そのルールは？」
オスマンが嘘を言うとエーミールは信じきった様子で詳しく聞こうとする。
os「出目が6以下だったらAの勝ち。7以上だったら俺の勝ちっていうルールや。」
エーミールは少し考え、言葉を発する。
em「･･･なるほど。10と26ですか。完全な負け戦じゃないですか。中学生からやり直してきた方がいいんじゃないですか？」
エーミールは嫌いな人には毒を吐く人間なのである。まぁ、皆そうなのだが。
『えぇ〜。私ぃ勉強は出来るよぉ。』
何も出来ない人ほど自分の事を上にみる傾向があるとエーミールは思っていた為、エーミールはAの話を聞き流した。
em「では、私はこれで･･･。」
エーミールはスタスタとドアの方に向かい出ていった。まるで、Aと同じ空気を吸いたくないかのように。
補足です。
これは学パロです。時期としては高3の夏休み前ぐらいです。
生徒会メンバーですが、ショピチノが2年、他が3年の設定です。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ユエ(プロフ) - 魔戒さん» すみません！最近忙しかったもので中々こっちにinできませんでした。気を悪くしたらごめんなさい。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 5a47ca8457 (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - ユエさん» すみません！困らすようなことを言ってしまい (2020年2月3日 21時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - ユエさん» 良かったです、とても面白いので羨ましいです(私も書いているんですよ) (2020年1月19日 20時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
ユエ(プロフ) - 魔戒さん» あっ…ふっつーに誤字です（汗）次の更新時に直しときますね。教えていただきありがとうございます！頑張ります！ (2020年1月19日 19時) (レス) id: 5a47ca8457 (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - 私が間違っていたらすみません、頑張ってください (2020年1月19日 19時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユエ | 作成日時：2019年7月29日 23時
