第十六話 作戦会議！！ -2- ページ17
最初にやはり来るのは短刀の薬研。
『っと』
薬研「！」
低めにかがんだ状態で攻撃を仕掛けてくるのは短刀の特徴でもある。
薬研も勿論低めから避けにくいように切り込んでくる。それを横に避けた後。ワンテンポ遅れて歌仙が来る。
それはしっかりと正面で受け止めてっと。さて、この次に薬研が後ろからくるよね。
読み通り、薬研が後ろから来るので歌仙の勢いをそのまま流して二人の間から抜ける。その速さに二人は追いつけず、二人はぶつかりあいそうになるのをぎり回避。
歌仙「！」
薬研「…」
『はい、これで二人はアウトだね』
よろけたすきに歌仙の右腕を左腕で固定、右手の木刀を薬研に向けて二人は動けない。
『まずそうだね。薬研はもっと動きを見たほうがいいかな。相手の動き、味方の動きを把握することで次にどう動けばいいか先読みできるようになる。歌仙はちょっと力任せすぎるからもっと動きが出るようにすれば今みたいに動きを止められても回避、振り払う動きができるようになると思う』
前田「…二人係でも、止められてしまうのですか」
五虎退「うぅ…」
『こんな感じで教えていきます。短刀は主に身長が低いので低めの位置から相手に切り込む系統が多い。だから少し体制を変えて攻撃をできるように作戦に組み込みます。思いもよらない動きをすれば相手は動揺するから』
光忠「ははは…これは、油断できないね」
一期「それで作戦はどのように？」
『いい作戦がある。私に任せろってんだ！！』
歌仙「だから口調が迷子なのは癖なのかい？」
『これが私ですしお寿司』
五虎退「…お寿司？」
そして本格的に作戦会議を始め、午後の演練へ向かうことになった。
『…よおし、あのよくわからない審神者を倒して成績を上げるぞ！！』
元気よく声を上げているのは私だけのようだね。
五虎退「…き、緊張します！」
前田「そういえば、この演練に来るのは五虎退は初めてですか」
歌仙「僕も初めてだ」
一期・光忠・薬研「……」
一期、光忠、薬研はあまりいい顔をしていない。
『まあ、あれだけ見られるのはいい気分じゃないよね』
ここ演練場についてからというもの。他の審神者たちに様々な目で見られる。だが圧倒的に多いのは
他審神者1「ねぇ、あそこの本丸って主を殺したとか。政府の人も殺したとか…」
他審神者2「うちの本丸と当たったらどんな目にあわされるかわかったもんじゃない」
こんな感じです。おっと、前から聞き覚えのある声がしますね。
第十七話 演練開始でございますよ！？→←第十五話 作戦会議！！
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして！コメント、誤字の報告ありがとうございます！ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです（≧∇≦） (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第１３話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稲森 | 作成日時：2020年5月28日 11時
