第十二話 奇襲だ！！！ ページ13
『…』
さっきから小屋の周りに気配を感じて寝れない私。いや、これはきっと奇襲だ！！刀剣男士たちが私を殺そうと！
いや待って。やっぱいきなり掃除しすぎたかな…うーん。
コンコンと小屋のドアをノックされる。
『！？』
布団の中に隠れ
『イナイデース』
裏声で言った声。静まり返る小屋。
あれ？おかしいな。
薬研「俺っちだ、薬研藤四郎だ。悪いが中に入れてくれねぇか？」
『あ、どうぞ』
なーんだ薬研ならだいじ――――
光忠「本当に小屋、だね」
一期「深夜に帰ってくるのは本当でしたな」
前田「お、お邪魔します」
五虎退「失礼、します…」
歌仙「全く。雅さに欠ける」
なんかいっぱいる！！！？？？
『わ、私何かやらかしましたかね？いやわかっています勝手なことしました』
薬研「いや聞いてくれ。俺たちは怒ってるわけじゃないんだ。ただ」
五虎退「お礼を、言いに来たんです」
前田「はい。お礼です」
『お礼…？』
一期「弟たちを、皆を助けてくれてありがとうございました」
光忠「掃除も。食材まで用意してくれて」
歌仙「勘違いしてほしくはないが、あれだけのことをされてお礼を言わないのは文系の名が廃るからね」
あれ、少しだけ認めてもらえてる…？
『いえ。お役に立てて嬉しいです。あれから皆さん元気ですか？』
前田「はい。おかげさまで皆元気に過ごしてます。まあ、昔のようにとはいきませんが…」
昔のように、ね。なるほど。やっぱりこんなに殺気立ってる本丸は嫌なんだろうね…。
五虎退「…僕、主様を信じます」
『え』
五虎退「僕は、主様が悪い方には見えないのです…今まで、ここまでしてくれた方はいなかったから…」
『ありがとう、五虎退。こんな私を主と認めてくれて。これからよろしくね』
五虎退「！」
気付けば五虎退の頭を撫でる。
『！？ 無意識で、ごめ――』
五虎退「いえ、いいんです…嬉しいです」
笑った五虎退から涙があふれだす。
『な、泣くの…！？ え。私も泣きますよ！？』
前田「なんでですか！？」
薬研「って、本当に泣くのか…」
視界がぼやけ、頬に伝う温かい雫。
泣いたの久しぶりだったなー、いやそうじゃない。
前田「僕も、主君を信じます。兄弟を救ってくださったお礼がしたいです」
薬研「ま。俺も一応だが信じることにするかな」
一期「私もです」
光忠「うん。僕も君ならこの本丸を変えてくれる気がするからね」
歌仙「一応、だからね！」
こうして少しだけ認めてもらえました
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして！コメント、誤字の報告ありがとうございます！ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです（≧∇≦） (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第１３話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稲森 | 作成日時：2020年5月28日 11時
