第十話 お腹いてぇだ ページ11
『ひゃっほおおおお！！！！』
山姥切「あああああ」
鶴丸「うおおおお！！」
光忠「きゃあああ！！！！」
三日月「はっはっは」
只今何をしているかと言いますと。
山姥切「いつ終わるんだこれは！！！」
『あと数回落ちたらじゃなあああ！！！』
千葉にある東京デ〇ズニーの海の方に来ています。そして上から下へ急降下しまくるあれに乗ってますね。
あの後、次の日町を出た。そして最終日は全力で楽しむという計画の元。ここへきてしまった。
山姥切「気持ちが、悪…」
光忠「大丈夫かい…？」
『まんばちゃんとみっちゃんは得意じゃなさそうだね』
鶴丸「君も苦手じゃなかったのか？」
『苦手だよ？』
山姥切「じゃあなんでだ…」
『テンション上がると乗りたくなる。つまりノリで乗ってしまう』
山姥切「意味が分からん…少し休憩しないか？」
うさ耳をつけた三日月。猫耳をつけた鶴丸。熊の耳をつけた光忠。色違いの熊の耳をつけたまんばちゃん。そして私は黒く丸い耳と青い帽子がついてるやつをつけていた。さすがに五人分となるとお金が飛んでいく…。
『じゃここのチキンを食べながら座りますかね』
光忠「ねぇ主。僕はこれも食べたいな」
『いいじゃん。チキン食べたら行こ！』
鶴丸「俺は乗る物は全部行きたいぞ！」
『じゃ次はちょっと優しめのやつから始めようか』
三日月「俺はこの…しょー？がみたい」
『あーこれはね時間が決まってるからちょっと周ったら行こうか』
山姥切「…あんた。妙に詳しいな」
『詳しいって程もないよー。ってあれは！！！ドナル〇ダッ〇とホ〇カリ〇カとパンチー〇・ロメ〇・ミ〇ル・フ〇ペロ・フ〇ンシ〇コ・ク〇ンテロ・ゴ〇ザレス！！！』
四人「……え？？？？」
『ちょっと写真撮ってくるから皆ここで待ってて！！！』
山姥切「あるｚ――」
風のごとく消えていくAを四人は唖然とした顔で見ていた。
光忠「…主、日本語喋ってた？」
三日月「俺にはなうい言葉は知らんからな」
鶴丸「ナウいって言葉自体古いぞ爺さん」
三日月「なんと」
山姥切「…あの様子を見る限り」
光忠「ここがかなり好きなんだね主」
山姥切「あぁ。なんだかんだ言ってあいつが一番楽しんでるしな」
鶴丸「そういえば主が好きなものって初めて知った気がする」
チキンを食べる手が皆止まる。皆、主がどんな食べ物が好きでどんなことが、どんなものが、何が好きか。思いつくことはなかった。
三日月「…俺たちは何も知らんな」
第十一話 たまに人じゃない何か見るけど何事もなかったようにするよね、うんうん→←第九話 興味ない話を聞いてると眠くなる現象は一体何なんだ…
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作者名：稲森 | 作成日時：2020年12月21日 22時
