lovestory.17 ページ18
空音「昨日、雨すごかったな」
優「あぁ」
A「うん」
今日はAの家で遊ぶことになり、
３人で集まっていた。
A「優...」
優「なんだ」
A「本かして...」
優「いいよ」
Aは優から本を受け取り読んでいた。
一方空音は一人でゲームをしている。
基本、自由な３人だ。
そして優は、勉強をしている。
A「こんな難しい本読んでるの？」
優「まぁ...」
Aが優から借りた本は、あきらかに難しそうな本だった。
厚さはだいたい２センチ程だが
字が小さくて言葉も難しい。
とてもと言っていいほど、Aには向いていなかった。
A「ごめん優...私この本読めない...」
ちょっと悲しそうに言うAにたいし、優は
「ハハッ」
と笑うのだった。
優からしてみれば、悲しそうにしているAが可愛かったのだ。
A「私すこし勉強した方がいいかもしれない...」
優「空音そりは大丈夫だろ」
空音「なんだよそれっ！」
空音はゲームをしている手をとめ
優の方を向いた。
優「わりぃ」
空音「ちっ」
そして舌打をし、またゲームに戻るのだった。
A「優...勉強教えて」
優「えっ、俺？」
A「うん」
優「べっ、別にいいけど...」
優は少し照れていた。
そんな優をバカにするかのように空音が
「あらら？照れてるのかな？」
と笑うのだった。
すると優は
「照れてねぇしっ！」
と怒ったが、Aが
「優をバカにしちゃ駄目」
と言うことにより喧嘩はおさまった。
優「Aは何の教科が苦手だ？」
A「数学...」
優「じゃあまずは...」
優は丁寧にAに勉強を教えている。
わかりやすくノートに書いたり図を書いたり教科書を読んだり。
空音「・・・。」
そんな二人を空音は黙って見つめていた。
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作者名：h a r u r u n . | 作成日時：2013年3月7日 16時
