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7話 ページ10








「_______……おや、やっと出てくれましたか。」






その言葉で、瞬時にもう一度ロッカーのドアを閉じる。

然し、其れは無理な事だった。





条野さんは察してロッカーを閉じる隙に足で封鎖し、絶賛、足を挟んでいる__


普通に逃げる道を逃してしまったが故にロッカーを再び閉じるなんて誰でも考えられることだが…





『い、嫌!なんで!?さっき、行ったはずじゃ…』




「ええ。行ったのは立原くんだけですよ。私は態と内側から扉を閉めて去ったと思い込む作戦です。…貴方が馬鹿で助かりました^^」






ニコニコと話すが、声質と圧で確実に笑っていなかった。


何時も条野さんは怖いが、今が1番怖い。






『し、しかも!何故此処に居る事が分かったんですか?』



「はあ……Aさんは本当に馬鹿ですね。」




『馬鹿ってそんなに云わなくて………………ってひゃあッ!?』






急に条野さんは私をロッカーから引っ張り出し、近くにあった机の上に上半身ごとぶっ飛ばされ、上に彼は手で私を逃がさまいと両手で塞がれてしまった。




しまった………また逃げられない!!








「私を誰だと思ってるんです?廊下から立原くんと貴方の声が聞こえ、更には嗅覚で居場所は直ぐに判りました。」




『あっ………』







そ、そうだった!(汗)

確かに彼は盲目ながらに五感(目以外)が優れていて何m離れていても話し声や居場所でバレてしまう敵だと厄介な人。




そんなことも考えずに隠れていた私は本当に馬鹿だと思った。





汗をダラダラと流す私を見て、彼は更に口角を上げる。
其れを見てゾワッと体が震えた。





「まぁ、馬鹿で助かりました。お陰で今、2人きりになれたんですから。」



『…!?其れも計算済みって事ですか!?』



「そうです。そして、隊長から呼び出されたのも嘘です。…立原くんが邪魔だったので追い出すことにも成功しました。」







__全て、彼の掌に踊らされている事に気が付いた。

2人きりは本当にやばい。しかも、立原くんもきっとこの事に気付いている。

来ないって事はもしかして条野さんに何か脅されていたとか!?
それだったら彼に申し訳無い……





「考え事ですか。……善いでしょう、私の事しか考えられなくなる身体(カラダ)にしましょうね。」








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雨と雫(プロフ) - まじですかどうしよう←いや本ッ当イラストうまいですね!?どうやったらそんな絵がうまくて文才になれるんですか…?ひやつさん大好きです💕! (6月22日 19時) (レス) id: 312a1378ed (このIDを非表示/違反報告)
ひやつ(プロフ) - 雨と雫さん» そのコメント嬉しすぎて逆に目ん玉飛び出しました🤭✨イラストも見て頂き、ありがとうございます! (6月21日 22時) (レス) id: b23e9ed6da (このIDを非表示/違反報告)
雨と雫(プロフ) - あぁあ、、、面白すぎて目が飛び出るかと思いました!!←ひやつさん絵もうまいし文才だし完璧じゃないですか、、、更新頑張ってください! (6月18日 13時) (レス) @page15 id: 312a1378ed (このIDを非表示/違反報告)
ひやつ(プロフ) - 醤油ラテさん» コメありがとうございます!更新頑張りますね!✨ (6月7日 13時) (レス) id: b23e9ed6da (このIDを非表示/違反報告)
醤油ラテ - めっちゃ面白いです!!早く続きがみたいです……😌🎀 (急かしてるようにみえたらすいません…) (6月3日 8時) (レス) @page14 id: 74e0460151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひやつ | 作成日時:2023年3月25日 21時

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