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。
『鐵腸さん…！？』
「……」
鐵腸さんと私は歩き始める。
後ろに居る条野さんを置いて、私は足を進めてしまう。
『…鐵腸さんっ！』
「………すまん、掴むの強すぎたか。」
『い、いえ…そういう事では無くて…』
彼は未だに私の腕を優しく掴んでいる。
初めて男の人に掴まれたものだから、少し緊張とドキドキが混ざっていた。
＿＿どのくらい歩いただろうか。
後ろを振り向くとそこには条野さんが居なくて。
きっと何も云わないで去ってしまったから、怒っているに違いない。
…然し、あのまま二人きりだったら気まずかったのもあり、鐵腸さんに救われた気がする。
「……Aが悲しそうな顔をしていた。条野と何かあったのか？」
『………え？』
真逆、鐵腸さんが私を考えて連れてきたなんて思いもしなかった。
……其れに私、顔に出ていたなんて。
もしかして条野さんにバレてしまったかな。
私が彼を好きだという事を＿＿
それだったらもっと彼に会うのが気まずいな…
『気を遣わせてしまって、すみません。条野さんは何もしてませんよ…！！』
「…ならいいが。＿＿＿＿では、何故辛そうなんだ。」
『………。』
「Aには世話になっている。其れに俺は猟犬だ。Aを助けたい。…話くらい聞かせてくれないか？」
彼の真っ直ぐな目に私は背くことが出来なかった。
本当に鐵腸さんは優しいな……
もし、条野さんに出会わなかったらきっと鐵腸さんの事を好きになっていただろう。
それくらい彼は皆から愛されているのかな。……変な所があるのは置いといて。
『…………鐵腸さんは優しいですね。…………でも、大丈夫です！お気遣い感謝します。』
私は彼に深々と頭を下げた。
彼は優しいから、これ以上私情の事で迷惑を掛けたくない。
「………了解した。何かあったら俺に話すといい。」
彼の言葉はこれ以上深入りをしてはいけないという優しい想いが此方でも伝わってきた。
＿＿それだけで私は嬉しかった。
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雨と雫(プロフ) - 最高です！というかひたすら夢主ちゃんが可愛い←私個人的にひやつさんのかく夢小説が大好きです！！更新頑張ってください！ (6月21日 19時) (
レス) id: 312a1378ed (このIDを非表示/違反報告)
ひやつ(プロフ) - FLOWERさん» わわ！本当ですか！？😭好きになって貰えて嬉しいです！✨更新も頑張りますね！ (6月21日 0時) (レス) id: b23e9ed6da (このIDを非表示/違反報告)
FLOWER(プロフ) - コメント失礼します！文ストを知った当初、条野さんは推しではありませんでしたが、こちらを見てドキがムネムネですほんとにたまらんです…推しになりましたありがとうございます…更新応援しております！頑張ってください！ (6月12日 2時) (レス) @page23 id: 87ff2022c1 (このIDを非表示/違反報告)
ひやつ(プロフ) - 天然石さん» 更新遅くなってしまい、申し訳ないです…泣(土下座)少しずつ更新していきますね…！ (6月4日 19時) (レス) id: b23e9ed6da (このIDを非表示/違反報告)
ひやつ(プロフ) - ひなのさん» コメントありがとうございます！！今後の展開をお楽しみに…っ！☆ (6月4日 19時) (レス) id: b23e9ed6da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひやつ | 作成日時：2023年3月3日 21時
