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「はい、着いたで。国吉と奥様は早よ降りてや 」
「Aでいいですよ。ありがとうございました……あの、三日月さん 」
「どうした?」
「その、帰ってきたら……」

話したいことがあると言おうとして、やっぱりやめた。

「いえ、やっぱりなんでもないです 」
「……子供が欲しいのか?」
「なんでそうなるんですか!」
「三日月はんそろそろ車出すでー 」
「……俺は降ろさんのか?」
「仕事残ってますやろ?お弁当持ってきとってなら持って帰らんと 」
「じゃあ、荷物取ったら帰る 」
「あかん。国吉、留守頼んだで 」

その明石さんの一言に、任せろというかのように国吉くんはぐ、と親指を立てた。
そして、しょぼんとした三日月さんを乗せた車は飛沫をあげながら公道に出て行った。

「三条さん 」
「ん?」
「公衆電話のこと、ちゃんと言った方がいいと思う 」
「あー、うん、そうだね……。でも言っていいのかわかんないし…… 」
「隠し事はいつかばれるよ。あの人、感はえぐいぐらいいいから 」
「……そうだね、言うわ 」

エレベーターのスイッチを押して待っている間に、LIMEを開いて三日月さんとの会話に行った。ちょっと元気付けてあげないと、多分午後は抜け殻になるだろう。

「三日月さん?」
「うん。なんて送ったらいいかなぁ……。国吉くん打ってよ 」

そう言って渡すと、迷いもなく打って、こちらに渡した。

「送信、しといた 」

ぐ、と親指を立てた……けど、さすがにこの文は目を疑った。
『帰ってきたらちゅーしてあげますから、お仕事頑張ってください(๑ơ ₃ ơ)♥』と。

「…………あのさ、国吉くん 」
「?」
「私、三日月さんとキスしたこともないんだけど……」
「おかえりのキス、楽しいよ 」
「そんなこと言われても……」

顔が熱くなってきた。あー、これちゃんとキスできるかなぁ……。

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あきんど(プロフ) - 竜菜さん» ええ、おめでとうございます! 鏡の件は多分大丈夫ですd('∀'*)また更新しますね! (2017年1月7日 1時) (レス) id: a0788f841d (このIDを非表示/違反報告)
竜菜 - く、国行さぁあん!カッコイイよ!三日月さんがわってしまったガラスは……権力でなんとかなるでしょう(震え声)かなり遅いですがあけましておめでとうございます!更新頑張ってください! (2017年1月5日 23時) (レス) id: b7f7ed3109 (このIDを非表示/違反報告)
あきんど(プロフ) - 竜菜さん» 残念!青江じゃありませんでした!ありがとうございます! (2016年12月18日 0時) (レス) id: a0788f841d (このIDを非表示/違反報告)
竜菜 - のっぽ……にっかりか…?とても面白いです!更新頑張ってください! (2016年12月17日 20時) (レス) id: b7f7ed3109 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あきんど | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年10月15日 19時

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