41 ページ42
それから七不思議以外の怪異はあったものの、二年生と三年生の見える人、払える人がみんな払って電気も付いた。家庭科室には、出来立てであったかいマドレーヌが完成していた。とても美味しい。
鏡は、三日月さんは怒られていたものの、理事長宣言で張り替えるということで納得させた。どんだけお金とコネクションあるんですかあなた。
「やっと帰れるねー、加州くん 」
「俺ら来たばっかだけどね 」
「あ、そっか 」
私とながよちゃん、国吉くん、山姥切くん、それから加州くんと大和守くんは念のためにと保健室で怪我がないかとか見てもらっていた。ここ看護師免許持った保健医なんだ。すごい。
「……みんな、俺が終わるまで待たなくても…… 」
「私は三日月さんが明石さんの車に乗るから私も乗らないとだし…… 」
「功労者なんですから、さすがに待ちますよ。今度みんなでファミレスにでも行きましょう 」
「池田にしては結構珍しいところのチョイスだな 」
「私だってファミレスに行きます。行ってはいけないと校則にもありませんし 」
けらけらと笑いながら廊下を歩いていると、昇降口に置いてある公衆電話が鳴った。
「……シカト!」
「多分出ちゃだめな……って三条!?」
ふらふらと、何故か私は公衆電話に吸い寄せられて、受話器を耳に当てた。
「…………も、もしもし 」
『……なんで邪魔するの?』
「え?」
『なんで、なんで邪魔するの……?みんなに役割を与えてあげたのは僕なのに。どうしてあなたは、あなた達はそんなに−−−』
+
電話の途中から記憶がない。気が付いたら、明石さんの車に乗せてもらっていた。……でも、ちょっと気になることが頭に残っている。
『どうしてそんなに関西支部を目の敵にするの?』
……なんで、私に言うんだろう。
90人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あきんど(プロフ) - 竜菜さん» ええ、おめでとうございます! 鏡の件は多分大丈夫ですd('∀'*)また更新しますね! (2017年1月7日 1時) (レス) id: a0788f841d (このIDを非表示/違反報告)
竜菜 - く、国行さぁあん!カッコイイよ!三日月さんがわってしまったガラスは……権力でなんとかなるでしょう(震え声)かなり遅いですがあけましておめでとうございます!更新頑張ってください! (2017年1月5日 23時) (レス) id: b7f7ed3109 (このIDを非表示/違反報告)
あきんど(プロフ) - 竜菜さん» 残念!青江じゃありませんでした!ありがとうございます! (2016年12月18日 0時) (レス) id: a0788f841d (このIDを非表示/違反報告)
竜菜 - のっぽ……にっかりか…?とても面白いです!更新頑張ってください! (2016年12月17日 20時) (レス) id: b7f7ed3109 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ