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朝起きて、リビングに向かうと机の上に一枚の紙が置いてあった。「後は任せた」と書いただけの紙を。

直後、インターホンが鳴る。あとで黒塗りの高級車に乗せられるというのも知らず、無警戒に、ドアチェーンもなしにドアを開けた。

「どちら様ですか?」
「えーっと……なあ、明石。俺らなんて名乗ればいいんだ?」
「知らんよ。えーと、親御さんおってかな?ちょっと自分ら用事あるんやけども 」

背の高い人と、関西弁の眼鏡の人。二人とも黒いスーツを着ていて、少し威圧感がある。

「いえ、居ませんけど…… 」
「ほんま?ほな、電話とか通じる?」
「電源切ってるみたいで……。二人とも繋がりません 」

そう言うと、関西弁の人が「あっちゃぁー……」と頭に手を当てて仰いだ。

「……なぁ、ぎねくん。ほんまやらなあかん?」
「さすがに駄目だろ。三日月さんに怒られるぞ 」
「やなぁ…… 」

はぁ、とため息をつき、関西弁の人は内ポケットから四つ折りにされた紙をこちらに差し出した。

「はいこれ。何って書いとるかわかる?」
「…………あの、これ桁がおかしくないですか?」
「おかしゅうないよ。君のお父さんそんだけお金借りてんから 」

そういうわけやから、と、部屋に押し入られた。

「家捜しして差し押さえさしてもらうで。全額で8620万と、更に利子ついて9千万。多分あんたも差し押さえ対象なるやろから、今のうちに着替えてき。最後に回したるわ 」

ぺたぺたと付箋が貼られていき、どんどんその数が増えていく。

「君パジャマで移動するんか 」
「……着替えてきます 」

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あきんど(プロフ) - 竜菜さん» ええ、おめでとうございます! 鏡の件は多分大丈夫ですd('∀'*)また更新しますね! (2017年1月7日 1時) (レス) id: a0788f841d (このIDを非表示/違反報告)
竜菜 - く、国行さぁあん!カッコイイよ!三日月さんがわってしまったガラスは……権力でなんとかなるでしょう(震え声)かなり遅いですがあけましておめでとうございます!更新頑張ってください! (2017年1月5日 23時) (レス) id: b7f7ed3109 (このIDを非表示/違反報告)
あきんど(プロフ) - 竜菜さん» 残念!青江じゃありませんでした!ありがとうございます! (2016年12月18日 0時) (レス) id: a0788f841d (このIDを非表示/違反報告)
竜菜 - のっぽ……にっかりか…?とても面白いです!更新頑張ってください! (2016年12月17日 20時) (レス) id: b7f7ed3109 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あきんど | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年10月15日 19時

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