NEXT4に。 (ページ36)

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始まり32 ページ36

ご飯を食べ終わっても久しぶりの再会で
話は尽きない。

しかし急に祐希は黙ると

石川「そういえば、なんで強豪に行かないで
ここに入ったの⁇」

痛いとこ突いてくる。

「……逃げた。」

石川「バレーから⁇」

「まあね。
小4の全日本でさ、
周りの大人からチヤホヤされてさ
勘違いしてたんだよ、天才って。

でもさ、祐希のサーブ取れなくて。
初めての挫折だったから
どうしていいかわからなくて
受験しようと思ってたからやめちゃった」

祐希は黙って頷いてる

「でも、やっぱり戻って来ちゃった。

また祐希と戦うとは思ってなかったけど。
だから今日祐希のサーブを打ち返せて
本当に良かった。

……ありがとう」

石川「聞いてて思ったんだけど俺ら似てる」

「ん⁇」

石川「俺も負けたことなかったんだよ。
でも、初めて完敗した。
今の俺じゃ勝てないって。

しんに勝つために頑張ってきた。
やめたい時もあったけど、

まだ倒せてない

って思ったら辞められなかった。
その後も会わなかったし、
しんがいきそうな学校調べても
見つからなかった。

だから健太郎さんに聞いた時は驚いたよ
まさか、あんなに頭がいいとは
思わなかった

今日は勝てて良かった」