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無機物 100+イラスト ページ10

ウイング「ではまず手始めに、ズシに指導をお願いできますか?」

ウイングにそう言われ、とりあえず練習としてズシの指導をお願いされた。

「何ができないの?」

ウイング「練まではできていますので、とりあえず、復習させてあげてください」

「復習だって」

ズシ「えっ?は、はいっす!」

突然そう言われ、戸惑った様子を見せたが、すぐに切り替えて構えた。

ズシはこの構えが1番やりやすいのか・・・。

そう思いながら、ズシへ短い言葉を投げかける。

「纏」

ズシ「纏・・・!」

「絶」

ズシ「絶・・・!」

私の言葉を繰り返し言いながら、ズシは全てをやり終えた。

「結構できるんだ」

ズシ「修行の成果っす!」

肩で息をしながらも、嬉しそうにそう言ったズシの目は、少しだけゴンと似ていた。

「じゃあ、もう少しだけ進んでみようか・・・」

ズシ「進む、っすか?」

ズシの言葉に頷いて、私は手を広げて、カップを具現化し、それを隠で見えにくくした。

「見える?」

ズシ「え?な、何がっすか?」

「私が今持っている物」

そう言うと、ズシは眉を潜めながら見えないカップに目を凝らした。

ズシ「っはぁ!ダメっす、全然見えないっす・・・」

「それじゃあ見えるように教えてあげる」

ズシ「えっ?」

「まずは・・・」

そう言いかけた時、後ろから扉の開く音と、元気のいい声が飛んできた。

ゴン「ウイングさん!もう俺念の修行をしてもいい!?」

キルア「ってか、なんで姉さんがいんの?」

振り返ると、そこにはゴンとキルアが立っていた。

どうやら2ヶ月が過ぎたことで、今日から皆で修行するつもりだったらしい。

タイミング悪・・・。

ズシ「?どうするんっすか?」

「後で皆でやると思うよ」

そう言って、なんとなくズシの頭を撫でた。

キルアよりも固く、ゴンよりは柔らかい短髪をサラリと触った程度だった。

それでも、その感触は、しばらく消えることは無かった。


―――――――――――
皆さん!とうとう来ましたよ!!

ついに100話突破です!!!

まさか、まさかここまで自分が飽きずに書けるなんて思ってもみなかったです!

というわけで、初の100話突破記念にイラストを1枚↓
http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/7/1/27158dc75e924e85098451e2e3556009.jpg

天空闘技場に出てきた主な登場人物達も書いてみました!

右下にこっそり弟も((

というわけで、これからもよろしくお願いします!!

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サダソ好き - サダソ死んじゃうんだ…!?(新しいッ/失笑)🤣 (11月4日 4時) (レス) @page17 id: a8d7b99445 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年3月7日 20時) (レス) id: fa86efad4c (このIDを非表示/違反報告)
アクア - 面白かったです更新頑張ってください (2015年3月7日 17時) (レス) id: 2a7f5290d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - ピカチュウ!!さん» そこらへんは自分でもどうしようか迷っているところなんですが← 一応考えてはあるのでこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2015年2月11日 21時) (レス) id: 2952b56775 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ!!(プロフ) - とても面白かったです。ミルキと片割れじゃないのが気になります。容姿はシルバ寄りだから母親が違うとか?(´`) (2015年2月11日 1時) (レス) id: b4f1c47765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゥ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年1月30日 18時

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