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無機物 97 ページ7

カストロ「!黙れええええええええ!!」

そう言って、2人にわかれたカストロの「本体」の方を、迷わずヒソカは目で追った。

それに動揺し、焦り始めたカストロは、完全に壊れてしまった。

無理やりと言えるほどの動きでヒソカに攻撃しようとしたカストロは、

飛んできた左腕によって顎を思い切り殴られた。

このためにわざと左腕を切らせたのか・・・

「あいつの頭は最早人間じゃないな」

キルア「・・・なんか、わかるぜ。それ」

呆然と試合を見ていたキルアも、私の言葉に同意した。

攻撃をくらって目を見開き、フラフラと立つカストロに、ヒソカはこう言った。

ヒソカ「無理だよ、しばらくは自分の意思では動けない。だから・・・

次の攻撃も、避けれない♥」

すると、突然落ちていたトランプが、カストロに向かって飛んでいった。

あいつの性格は嫌いだけど、頭の回転の早さだけは認めるしかないな。

誰がこんな結末を想像できたことか・・・

実況「カストロ選手立てません!!ヒソカ選手のKO勝ちです!!!」

「・・・じゃあ、また明日」

そう言って、私はキルアの頭を撫でた。


―キルアside―

久しぶりに姉さんと話すと、前よりもなんだか表情が柔らかくなっていた。

久しぶりに俺と話せて嬉しかったんだろうか。

それとも、ただ単に姉さんが変わっただけなのか・・・

そんなことを考えながらゴンの部屋へ入ると、ゴンは瞑っていた目を開けた。

ゴン「キルア、ヒソカの試合どうだった?」

キルア「別に、つまんねー試合だった」

ゴン「えっ?・・・勝ったのは、ヒソカ?」

そう言って立ち上がるゴンを横目で見てから、窓の外へ目を移した。

キルア「さっきのは嘘だ。本当はすげー勝負だった。悔しいけど、なんで勝てたのかわかんねえ」

ゴン「キルアでも、わからないなんて・・・」

キルア「多分、姉さんなら全部知ってるぜ」

ゴン「えっ?Aと会ったの!?」

キルア「偶然か計算か知らねえけど、隣の席だったんだ」

そう言うと、ゴンは嬉しそうに笑った。

ゴン「ちゃんと喋った?Aだって一応気にしてたんだからね?」

キルア「喋ったよ。ってか、自然とそういう流れになったっつーか・・・」

ゴン「えー?っていうか、会ったんならなんで一緒に来てくれなかったの?」

キルア「姉さんが勝手にどっか行っちまったんだよ!」

そう言いながらも、窓にうつる自分の顔は、嬉しそうに笑っていた。


――――
キルアが可愛い((

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サダソ好き - サダソ死んじゃうんだ…!?(新しいッ/失笑)🤣 (11月4日 4時) (レス) @page17 id: a8d7b99445 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年3月7日 20時) (レス) id: fa86efad4c (このIDを非表示/違反報告)
アクア - 面白かったです更新頑張ってください (2015年3月7日 17時) (レス) id: 2a7f5290d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - ピカチュウ!!さん» そこらへんは自分でもどうしようか迷っているところなんですが← 一応考えてはあるのでこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2015年2月11日 21時) (レス) id: 2952b56775 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ!!(プロフ) - とても面白かったです。ミルキと片割れじゃないのが気になります。容姿はシルバ寄りだから母親が違うとか?(´`) (2015年2月11日 1時) (レス) id: b4f1c47765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゥ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年1月30日 18時

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