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無機物 135 ページ46

ミト「何?もっと何かすることがほしいの?」

「いや、うちの仕置きとは、全然違うからつい・・・」

ミト「仕置き?」

キルア「あああああああ!!!なんでもない!!!ほんっと!!!!」

焦ったようにキルアが私の口を塞いでそう叫んだ。

その後、不思議そうに私達を見るミトさんを尻目に、私は2階へと上った。

部屋に着いて扉を閉めると、ようやくキルアは手を離した。

キルア「ったく、いくらなんでもミトさんの前ではああいうこと言うなっての!!」

「うん」

ゴン「というか、一晩もどこにいたの?」

ゴンの持っている箱が少し気になったが、私はこう答えた。

「森の中」

キルア「来て早々野宿とか・・・ありえねえだろ」

「ごめん」

そう言った私を、少し驚いたような目で見るキルア。

どうしたんだろうと首を傾げると、こう言った。

キルア「姉さんが謝るとことか・・・俺初めて見た気がする」

「・・・イルミ兄さんとかにしか、言ったことないかも」

キルア「・・・口開けば『イルミ兄さん』だよな。姉さんは」

「そうか?」

キルア「あぁ。ムカつくくらいにな」

ゴン「まぁまぁ・・・」

喧嘩に発展しそうだと思ったのか、ゴンが間に入って私達の会話を止めた。

ゴン「それよりさ、Aにも見てほしいんだけど、これ、どう思う?」

「箱?」

ゴン「ジン、俺の親父が、俺がハンターになったら渡してくれって預けてた物らしいんだ」

キルア「それがどう開けるのかわかんねーってこと」

「開け方か・・・」

箱を見回すと、全部同じような形で、開け口などは見つからない。

ハンターになったら・・・

「念か?」

ゴン「えっ!?」

キルア「あっ、そうか!ハンターになったら手に入れられる物。それが念なんだ!!」

「やってみて」

そう言ってゴンに渡すと、纏から始め、練を行った。

すると、キルアが力を入れても開かなかったという箱が、あっさりと崩れ落ちた。

ゴン「箱の中に、また箱が・・・?」

キルア「これ、ただの鉄っきれだ。接着した後もない・・・ん?」

ゴン「どうしたの?」

キルア「そのデザイン。見覚えないか?」

そう言うキルアに、私は落ちた鉄を拾い上げて見た。

裏に、青い何かが刻まれている。

ゴン「あっ、ウイングさんがくれた誓いの糸にも、似たようなのがあった!」


――――――
中途半端だけど文字数の都合で切ります。

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サダソ好き - サダソ死んじゃうんだ…!?(新しいッ/失笑)🤣 (11月4日 4時) (レス) @page17 id: a8d7b99445 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年3月7日 20時) (レス) id: fa86efad4c (このIDを非表示/違反報告)
アクア - 面白かったです更新頑張ってください (2015年3月7日 17時) (レス) id: 2a7f5290d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - ピカチュウ!!さん» そこらへんは自分でもどうしようか迷っているところなんですが← 一応考えてはあるのでこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2015年2月11日 21時) (レス) id: 2952b56775 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ!!(プロフ) - とても面白かったです。ミルキと片割れじゃないのが気になります。容姿はシルバ寄りだから母親が違うとか?(´`) (2015年2月11日 1時) (レス) id: b4f1c47765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゥ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年1月30日 18時

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