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無機物 108 ページ18

翌日も、サダソの時間切れでゴンが勝者となった。

隣には、当たり前のようにヒソカが立っている。

「いい加減ストーカーはやめないか」

ヒソカ「別にいいじゃないか、いい暇つぶしになるだろう?♥」

そう言うヒソカを睨みつけると、突然笑ったままこう言った。

ヒソカ「君、昨日の対戦相手を殺したよね?♠」

「だから何」

ヒソカ「もしかして、キルアが脅されたことに腹が立ったのかい?♥」

「それもある」

そう返して、私は昨日と同じように闘技場を出た。


6月に入り、修行も本腰に入ってきた。

相変わらず私は隅で見ているか暇つぶしをしているかだけだったが、2人の

成長はしっかりと感じていた。

日に日に進化していく2人は、見ていて飽きない。

そして、6月4日。ここに来てすぐ、ウイングは2人を呼んだ。

ウイング「さて、明日は、ゴンくんはギドと、キルアくんはリールベルトとの試合が

組まれていますが、体調は万全ですか?」

ゴン+キルア「「はい!」」

ウイング「ゴンくんは1度戦った相手ですが、何か対策はありますか?」

そう言って眼鏡を押し上げるウイングに、ゴンはこう答えていた。

ゴン「うん。ウイングさん、実はね・・・あれを使おうと思ってるんだ」

そう言って、構えのように腕をあげたゴンを、私達が意味が分からず見ていた。

ウイング「なるほど・・・」

ただ、ウイングただ1人が、その意味を知っているようだった。


話が終わり、今日はもう帰っていいと言われたので帰ろうとすると、

私だけがウイングに呼び止められた。

「何?」

そう聞くと、ウイングは少々目を横に逸らしながらそう聞いた。

ウイング「あなたの特質系能力のことなのですが・・・」

「何かわかったの?」

ウイング「あぁ、いえ。そういうんじゃないんですけど・・・もし良ければ、

水見式だけでもやってみませんか?」

「・・・なんで?」

ウイング「貴方の能力がどんなものかは知りませんが、それを見れば、大体わかります」

「死んでもいいの?」

ウイング「まさか。水見式の間、貴方のことを全力で抑えておきますよ」

そう笑顔で言ったウイングの後ろには、かなり不安そうな顔をしたズシが立っていた。

弟子に心配させられるなんて、ウイングも大概ゴンと似ているのかもしれない。

「わかった」

小さく頷いて、私は目を閉じた。

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サダソ好き - サダソ死んじゃうんだ…!?(新しいッ/失笑)🤣 (11月4日 4時) (レス) @page17 id: a8d7b99445 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年3月7日 20時) (レス) id: fa86efad4c (このIDを非表示/違反報告)
アクア - 面白かったです更新頑張ってください (2015年3月7日 17時) (レス) id: 2a7f5290d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゥ(プロフ) - ピカチュウ!!さん» そこらへんは自分でもどうしようか迷っているところなんですが← 一応考えてはあるのでこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2015年2月11日 21時) (レス) id: 2952b56775 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ!!(プロフ) - とても面白かったです。ミルキと片割れじゃないのが気になります。容姿はシルバ寄りだから母親が違うとか?(´`) (2015年2月11日 1時) (レス) id: b4f1c47765 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゥ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年1月30日 18時

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