○どうして ページ2
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なんでか辛そうなジェヒョナが可哀想に思えて、何かあったのかな、と思い慰めるつもりで肩に手を回す。
「フッ………半殺しじゃんね、残酷だな、Aは。」
「え?」
「いや?こっちの話。ごめん。」
サッと離れたジェヒョナは頬を自分でペシペシと叩いて水を勢いよく飲んだ。
飲み過ぎは良くねえな、なんて笑って。
こんなに悲しそうに笑うジェヒョナは初めて見た。
「ユジュンさんってさ………」
「うん?」
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「…ユンギさんだろ?」
「ブッ…!!!!!!」
つい口に含んだお酒を吐き出す。
フハハ、汚え!って笑いながら机を拭くジェヒョナを手伝う余裕もない。
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「ジ、ジェヒョナ、それ、いつから…?」
「撮影の時からだよ。ユンギさん見て、初めて目の前にした筈なのに何故か会ったことあるような気がして。……背格好とか?…で、今日会って確信した。」
思っていたよりもジェヒョナは大人だったらしい。
「ごめん、私……言わない方がいいと思って内緒にしてて…」
「ハハ、当たり前だよな、俺BTS好きだし。まあまさかこんなに近くに住んでるとは思わなかったけど」
分かっていながら今日ユンギさんにあの対応されたの………ジェヒョナ、勘違いしてないかな。
「…どうしたの?」
「あ、いや、ユジュ……ユンギさんの性格、勘違いされてないかな、と思って…」
フフ、アハハってジェヒョナが笑い出す。
「そんな心配してんの?……ホント、勝ち目ねーな」
「勝ち目って…」
「いーの、Aは知らなくて。大丈夫だよ。俺も芸能人ならバレないように冷たく接するだろうし。」
ま、アイドルなんて何回生まれ変わってもなれねーけど!って笑うジェヒョナに釣られて笑う。
「Aってさ、無防備だよね」
「なっ、!?」
今まで仲の良すぎる友達として接してきたジェヒョナに初めてそんな事を言われてつい声を上げる。
「や、好きな男いるのにホイホイ男の家上がって?どうすんの?ユンギさんに勘違いされたら。」
「勘違いって……そもそも好きじゃないから」
「好きじゃないの?」
「好き…………じゃない。」
「その間は好きな時のヤツだよ」
ジェヒョナが呆れたように笑った。
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ばタこ(プロフ) - 霞さん» 霞様、コメントありがとうございます!テヒョンくんに聞かれちゃってました(^-^)夜だけ寝て下さい!それで合ってます!笑 頑張ります、有難う御座います(T-T) (2020年9月18日 16時) (レス) id: c9cd41e168 (このIDを非表示/違反報告)
ばタこ(プロフ) - ここまるさん» ここまる様、コメントありがとうございます!死ぬほど面白いなんて嬉しすぎます〜〜!有難う御座います! (2020年9月18日 16時) (レス) id: c9cd41e168 (このIDを非表示/違反報告)
霞(プロフ) - まさかのテヒョンくん、、、キュンキュンしてたところに飛び出してきたテヒョンが気になり過ぎて夜しか眠れません更新頑張ってください! (2020年9月18日 16時) (レス) id: 7c44520856 (このIDを非表示/違反報告)
ここまる(プロフ) - 死ぬほど面白いです、、応援してます!! (2020年9月17日 20時) (レス) id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
ばタこ(プロフ) - チャンさん» チャン様、コメントありがとうございます!嬉しすぎるお言葉有難うございます(;_;) (2020年9月17日 7時) (レス) id: c9cd41e168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばタこ | 作成日時:2020年9月16日 16時