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それから、美術室によってはAちゃんと話して
居残りなんか放っていた。
A「ねえ大倉くん、絵描かない?」
大倉「えー、できるかなぁ」
A「やってみよーよ」
大倉「おん、じゃあやる」
キャンパスを用意して、俺に鉛筆を持たせる。
A「何描く?」
大倉「んー・・・、Aちゃん描きたい」
A「私!?無理無理!恥ずかしい!」
大倉「Aちゃん描きたいのー」
A「えー・・・、分かったー」
椅子に座るAちゃん。
こう見えて俺絵上手いねん。
ただ面倒いだけで。
大倉「なぁ、完成したらさー」
A「うん」
大倉「言いたいことあんねんけど」
輪郭とかシュッとしてて、目がくりくりしてるから、
理想像で描きやすい。
鉛筆がスラスラと動く。
A「今じゃダメなの?」
大倉「おん」
A「りょーかい笑」
それまで無言で描き続ける。
30分もしないうちに完成した。
大倉「できた」
A「早いねー」
描いた絵を見せると、彼女は驚いた顔をした。
A「すごい、短時間でこんなに描けるとか!」
大倉「案外得意やねん笑」
A「本当すごいよ、ちょっとなめてた笑」
大倉「あはは笑
んで、言いたいことなんやけどさ」
A「あ、そうだった。何?」
大倉「Aちゃんのことが好き」
A「・・・え!?」
大倉「聞こえてたやろ?」
A「い、いや、聞こえたような聞こえなかったような・・・」
大倉「やーかーらー」
おでこをコツン、と合わせる。
大倉「Aちゃんのことが好き。
やから・・・、付き合って」
A「わ、私はもっと前から好きだったよ・・・//」
大倉「え?」
A「一目惚れ、してたの」
大倉「何それ、嬉しい・・・」
俺はAちゃんを抱きしめた。
大倉「気づかんくてごめんな」
A「ううん。絵、大事にするね」
大倉「ん、ありがとう・・・」
美術部・・・、入ろうかな。
帰宅部【緑】×美術部女子
END
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はなちゃん(プロフ) - 神崎あすみさん» ありがとうございます!私もヨコのお話は気に入ってまする笑 (2015年11月9日 23時) (レス) id: 58fd71d412 (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃん(プロフ) - ∞山風∞さん» ありがとうございます!それは嬉しゅうございますー! (2015年11月9日 23時) (レス) id: 58fd71d412 (このIDを非表示/違反報告)
神崎あすみ(プロフ) - いいですねー、甘酸っぱい!とても読みやすい文章でした。私は特にヨコとマルちゃんのお話が好きです! (2015年11月1日 19時) (レス) id: 30b3daa59e (このIDを非表示/違反報告)
∞山風∞(プロフ) - 面白かったです。にしきのお話 泣きそうになりました(← (2015年8月21日 1時) (レス) id: 9570ea3c4c (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃん(プロフ) - ありがとうございます!頑張って考えてみますね! (2015年8月19日 22時) (レス) id: 0ca137dedf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はなちゃん | 作成日時:2015年8月10日 18時