ディア・マイベストフレンド (ページ8)

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しちページ8

私が拓の家に暫くいると言ったのには理由があって…

『拓、私ね……病気になっちゃったんだ。』

拓「……ぇ…」

実は私、智と喧嘩する3日前に社内で倒れて病気が発覚した。

『病名は悪性リンパ腫。

癌とは違うらしいんだけど、血液がんって言われてて…「治るんだよな!?」拓

『うん…平気だよ?すぐ治るって。…心配してくれてありがとう。』

拓「良かった…それ、大ちゃんには言ったの?」

智には心配かけたくないから言えるはずない。

私が俯いて黙っていると

拓「大ちゃんにもちゃんと話してあげて?心配かけたくないとか、今は考えなくていいから。ね?」

『でも……』

拓「多分、大ちゃん、Aが帰って来ないだけでも心配してると思うしね(笑)」

それは思ってた…智はきっと、心配してるし寂しがってる…。

『拓、私…帰って智にちゃんと話すね?』

拓「Aはそうでなくっちゃ！」

やっぱり拓は優しい…。

私の彼氏が彼で…拓で良かった。

『じゃ…一週間もお世話になりました!!ありがとうね！』

拓「おう！もう喧嘩なんかで来るんじゃねーぞ！(笑)」

『んふふ、わかった～！』

私は智が待つ家へと急いで向かった。