教えて ページ19
貴女side
船に戻って整備データを整理してた私。
眠ろうとしたけれどなんだか眠れなくて…廊下で会ったクーデリアと一緒に星を眺めていた。
クーデリア「A、眠れないのですか?」
貴女「クーデリアも…?」
クーデリア「いえ…私は…もう部屋に戻ります。」
貴女「そっか...ねぇクーデリア」
クーデリア「何でしょう?」
貴女「“祈る”って何?」
クーデリア「えっ?」
調べてもいまいちピンと来ない。
分からない…分からないんだ…
だからこうやってクーデリアに聞くしか…
クーデリア「そうですね…」
顎に手を当て、考え…答えた。
クーデリア「“心から望む” “願う”という意味です」
クーデリアは優しく微笑んだ。
貴女「“心から望む” “願う” か…」
忘れないように復唱する。
“いつかここを抜けて、普通の暮らしを…私/俺達の分まで幸せに生きて…”
あぁそうか…死んでいった仲間が最後に言ってたのは願いと言う名の“祈り”だったんだ。
貴女「そっか…ありがとうクーデリア」
クーデリア「いえ…では私は…」
貴女「うん。おやすみ」
クーデリア「おやすみなさい」
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作者名:美歌 | 作成日時:2016年5月12日 0時