【鉄血のオルフェンズ】鉄華団と元情報屋の屋の少女 Part12 【Last Part】【完】 (ページ37)

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【エピローグ】おやすみなさい。お母さんページ37

貴女side

夕月「おやすみなさい。お母さん…」

…。

……。

ピヨピヨと鳴くすずめの鳴き声が聞こえる。

陽の光が眩しくて私は目が覚めた。

ベッドに横になっている体を起こすと、ここは火星の私達の住んでいる家ではないことがすぐに分かった。

私の右側には窓があり、そこから陽の光が差し込んで部屋の中を照らす。

貴女「ここは、どこなの…？」

だけど、この部屋には見覚えがある。

ミリナやアオ、タク、ユウマで住んでいる夢を見たときと同じ部屋だ。
ということはここは夢なの？

でも…なにか違うような…

ベッドから起き上がり、近くにあった鏡には鉄華団にいたとき…

子供の頃の私の容姿が映っていた

なんで子供の頃の姿に…

とりあえず部屋を出て階段を下りてみる。

夢で見た通り、リビングへ繋がる扉を開けるとそこにはみんながいた。

大切な弟のリュウ

いつも引っ張ってくれたアオ

笑顔で私達を癒してくれたミリナ

どんなときも私達を守ってくれたタク

いつも明るくてとても感情豊かなユウマ

ミリナは私のところに駆け寄り、ミリナは力いっぱい抱き締めてくれた。