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ノーマンside
4月、僕らは2年生に上がりました
新しい1年生を迎えAさんの周りには男女ともに人集りが出来ている
それを僕は少し遠くで見ていた
レイ「いいのか?傍に居なくて、年下イケメンに先越されるかもしんねーぞ」
ノーマン「あははそうだねーでもその前に撫子さんの親衛隊がどうにかするんじゃない?」
レイの言葉に黒い笑いを含ませながら返事をする
撫子さんがしなくても、Aさんに近づく輩は僕が排除するけどと心の中で思いながら
すると校門に1台の車が止まり中から他校の男子が大きな薔薇の花束を持って現れる
その男はAさんの前で片膝を着いた
ノーマン/エマ/レイ「「「誰!?」」」
撫子「朱桜財閥の朱桜椿さん〜♡18歳。Aの見合い相手よ〜」
レイ「はっ!?見合い!!」
エマ「Aさん見合いしてたの!いつ!?」
撫子「んーとねぇ、去年の文化祭後くらいかしら?まぁ交際に関してはバッサリお断りしたんだけどね〜」
ノーマンはただAと椿を見つめる
椿は薔薇の花束を渡すがAは受け取ろうとしない
しかし、椿も引く感じは見られず強引に渡そうとしていた
『以前交際の件はお断りしたはずですが?』
椿「しかしそれは蓮乗院の彼の事が心残りだったからでしょう!しかしそれも解決したと調べはついています。お願いです、もう一度考えて下さい」
『いえ、蓮乗院は関係なく私は貴方と交際するつもりはないです。お引き取りお願いします』
冷たく拒絶の表情に僕らは愚か周りの生徒は動揺する
ここまでAを怒らせる人は中々いない
しかし椿はとても嬉しそうな顔をしていた
椿「あぁ、その蔑む様な顔で僕を見つめないで下さい、照れてしまいます。あ〜A様」
ハァハァと吐息を漏らしながらAを見つめる
椿はとんだドMだったらしい
その場の空気が凍ったのは言うまでもなかった
それでもなおAに近づこうとする椿に僕の体は自然と動いた
ノーマン「すみません、僕の彼女に何か様ですか?僕らこの前付き合い始めたばかりなんですけど
Aさんをこれ以上困らせるなら……覚悟出来てますよね」
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シェリー(プロフ) - はーやさん» コメントありがとうございます。頑張ってまいりますのでこれからもよろしくお願いします (2019年4月24日 16時) (レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
はーや - 続編おめでとうございます!更新頑張って下さい!応援してます! (2019年4月24日 16時) (レス) id: bfa1b76809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2019年4月24日 14時