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レイ「それでAさん。あの男とはどうなんですか?」
エマ「夜も連れ回されてるって行ってましたけど本当ですか!」
質問攻めにあうAは慶次をチラリと見ると観念したかのように溜息をついた
『慶次が全部話した事は本当よ。理事長とおーくんに食事会やパーティーに連れ回されてる。一週間目がこれでは先が思いやられちゃうわ』
慶次「1ヶ月で済むのそれ?完全に結婚前提に考えられてない?」
『それはナイでしょ』
レイ/エマ「「あるだろう!/あるでしょう!」」
『そんな事言われても私誰とも結婚する気ないし』
ノーマン「!![誰とも?]」
ノーマンは衝撃のあまり頭で思ったことを口に出していたらしく騒がしかった空気が静寂に包まれる
『えぇ誰とも。私は他にしたい事がいっぱいあるの。それに結婚が全てじゃないでしょ?
…まぁ自分のDNAを受け継いだ子は欲しいと思うけどね。さぁこの話はおしまい。おーくんの事は何とかするから気にしないで』
最後は茶化した様に話すAだったが拒絶を露わにしていた
翌日
生徒会室に現れたノーマンを見てAは驚愕していた
『ど、どうしたの、その怪我!?』
ノーマンの顔には無数の絆創膏が貼ってあった
彼曰く朝から不運続きで、人とぶつかりこけた所で猫の尻尾を踏み引っ掛かれ、中庭を散歩していたら植木鉢が落ちてきたり、体育のバスケでは靴紐が避け転ぶ等々
ノーマン「なんか一生分の不幸が一気に来たって感じですね」
エマ「朝からついてない事だらけだもんね」
苦笑いを浮かべる二人を他所に、Aとレイは見つめ合う
『今日は特にすることないからノーマンとエマは先に帰ってて下さい』
エマ「え?レイは?」
レイ「俺は今日までの書類のチェックがあるから少し遅くなる。悪いがケイ誘って先帰っててくれ」
エマとノーマンは顔を見合わせ、わかったと返事すると部屋を出て行った
レイは書類を取り出しAに渡す
Aは確認をすると溜息を吐いた
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シェリー(プロフ) - はーやさん» コメントありがとうございます。頑張ってまいりますのでこれからもよろしくお願いします (2019年4月24日 16時) (レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
はーや - 続編おめでとうございます!更新頑張って下さい!応援してます! (2019年4月24日 16時) (レス) id: bfa1b76809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2019年4月24日 14時