八十惨 ページ34
約束の日になりモノノケ庵に入るA達
不機嫌な顔の安倍と泣きそうにモジャを掴んだ芦屋がこちらを見ていた
『何この状況…』
先生「果てしなく」
先生「『(面倒くさそう)』」
Aと先生の気持ちをくみ取ったかの様にモノノケ庵の掛け軸に文字が浮かび上がる
＜いつものじゃれ合いだから気にしないで★＞
『じゃれ合いのレベル？』
呆れ顔のAに芦屋はささっとAの後ろに隠れる
余程怖いのか顔が真っ青だ
芦屋「あ、A今日は私服だ。動きやすそうだね」
『まぁ、いつもと同じ格好だけどね。それより晴齋が制服なのは学校あったから？』
芦屋「それ触れないで！」
安倍「…別に着物より動きやすいからだよ。現世の服あんま着ねぇし」
『そう言えば見た事ないかも…でも、晴齋はカッコいいから何でも似合うんじゃないかな？』
安倍「あーそう(クソっ天然め〜///可愛すぎんだろ)」
芦屋「(さすがA、俺が言ったらマジギレして来たのに)」
Aの言葉にキュンとしている安倍と、呆れ顔の芦屋
しかしそれは先生の咳払いで話を戻した
先生「阿呆だなお前らは。
A、安倍達に面をつけてやれ。中に入ればつける余裕などないぞ」
Aは返事をし、バックの中から言われた物を取り出す
「目」と書かれた布と、渋い緑色の羽織が握られていた
芦屋に座る様指示すると布を目が隠れる様に巻き付け、羽織を着せる。安倍にも布を巻くと自分の持っていた赤い羽織を羽織った
Aも藍色の羽織を羽織ると準備は整った
芦屋「この布で人間だってバレずに行けるの！？」
『私はいつもそうしてるよ。破れない様に気をつけてね』
芦屋「破れたら最後！！そういう事！？」
詰め寄る芦屋に、笑いながら目を逸らすAに更に芦屋がうるさくなる。
そんな芦屋を無視して安倍は森への扉を開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シェリー(プロフ) - 五月七日さん» 感想ありがとうございます。コメント頂いた時とても嬉しかったです。これからも皆さんに面白いと言ってもらえる様な作品を目指し頑張ります。応援本当にありがとうございます (2018年10月11日 20時) (
レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年10月11日 14時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シェリー | 作成日時：2018年8月29日 7時
